海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
[12月の注目ファイト]
※選手の負傷などにより試合が中止、あるいはカードが変更になる場合あり※日時は現地時間
■12月18日 ブリスベン(豪)
ミドル級12回戦
マイケル・ゼラファ(豪)vsジェフ・ホーン(豪)
■12月20日 フェニックス(米国アリゾナ州)
Sミドル級12回戦
ダニエル・ジェイコブス(米)vsフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)
WBC世界フライ級王座決定戦
フリオ・セサール・マルチネス(メキシコ)vsクリストファー・ロサレス(ニカラグア)
ウェルター級10回戦
モーリス・フッカー(米)vsペドロ・カンパ(メキシコ)
■12月21日 ロンドン(英国)
WBOインターナショナル・ヘビー級タイトルマッチ
WBCヘビー級シルバー王座決定戦
ダニエル・デュボア(英)vs藤本京太郎(角海老宝石)
■12月21日 オンタリオ(米国カリフォルニア州)
WBC世界Sウェルター級タイトルマッチ
トニー・ハリソン(米)vsジャーメル・チャーロ(米)
WBA世界バンタム級王座決定戦
ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)vsリボリオ・ソリス(ベネズエラ)
■12月23日 横浜(日本)
WBA世界ミドル級タイトルマッチ
村田諒太(帝拳)vsスティーブン・バトラー(カナダ)
WBC、IBF世界Lフライ級王座統一戦
寺地拳四朗(BMB)vsフェリックス・アルバラード(ニカラグア)
IBF世界フライ級タイトルマッチ
モルティ・ムザラネ(南ア)vs八重樫東(大橋)
■12月28日 アトランタ(米国ジョージア州)
WBA世界ライト級王座決定戦
ジャーボンタ・デービス(米)vsユリオルキス・ガンボア(キューバ)
WBA世界Lヘビー級タイトルマッチ
ジャン・パスカル(ハイチ/カナダ)vsバドゥ・ジャック(スウェーデン)
■12月31日 東京(日本)
WBO世界Sフライ級タイトルマッチ
井岡一翔(Reason大貴)vsジェイビエール・シントロン(プエルトリコ)
※選手の負傷などにより試合が中止、あるいはカードが変更になる場合あり※日時は現地時間
■12月18日 ブリスベン(豪)
ミドル級12回戦
マイケル・ゼラファ(豪)vsジェフ・ホーン(豪)
■12月20日 フェニックス(米国アリゾナ州)
Sミドル級12回戦
ダニエル・ジェイコブス(米)vsフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)
WBC世界フライ級王座決定戦
フリオ・セサール・マルチネス(メキシコ)vsクリストファー・ロサレス(ニカラグア)
ウェルター級10回戦
モーリス・フッカー(米)vsペドロ・カンパ(メキシコ)
■12月21日 ロンドン(英国)
WBOインターナショナル・ヘビー級タイトルマッチ
WBCヘビー級シルバー王座決定戦
ダニエル・デュボア(英)vs藤本京太郎(角海老宝石)
■12月21日 オンタリオ(米国カリフォルニア州)
WBC世界Sウェルター級タイトルマッチ
トニー・ハリソン(米)vsジャーメル・チャーロ(米)
WBA世界バンタム級王座決定戦
ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)vsリボリオ・ソリス(ベネズエラ)
■12月23日 横浜(日本)
WBA世界ミドル級タイトルマッチ
村田諒太(帝拳)vsスティーブン・バトラー(カナダ)
WBC、IBF世界Lフライ級王座統一戦
寺地拳四朗(BMB)vsフェリックス・アルバラード(ニカラグア)
IBF世界フライ級タイトルマッチ
モルティ・ムザラネ(南ア)vs八重樫東(大橋)
■12月28日 アトランタ(米国ジョージア州)
WBA世界ライト級王座決定戦
ジャーボンタ・デービス(米)vsユリオルキス・ガンボア(キューバ)
WBA世界Lヘビー級タイトルマッチ
ジャン・パスカル(ハイチ/カナダ)vsバドゥ・ジャック(スウェーデン)
■12月31日 東京(日本)
WBO世界Sフライ級タイトルマッチ
井岡一翔(Reason大貴)vsジェイビエール・シントロン(プエルトリコ)
ジェイコブスvsチャベスJr 元ミドル級王者対決
[ボクモバ12月後半推薦カード]
■12月20日 フェニックス(米国アリゾナ州)
Sミドル級12回戦
ダニエル・ジェイコブス(米)vsフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)
世界戦ではないが、12月20日(日本時間21日)に米国アリゾナ州フェニックスで行われるダニエル・ジェイコブス(32=米国 38戦35勝29KO3敗)対フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(33=メキシコ 56戦51勝33KO3敗1分1無効試合)のSミドル級12回戦も興味深いカードといえる。ミドル級で2度の戴冠を果たしているジェイコブスは、敗れたといえゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)と僅差の勝負を繰り広げた実力者で、これが転級初戦となる。一方のチャベス・ジュニアも元WBC世界ミドル級王者で、13年以降はSミドル級やLヘビー級で戦ってきた。体重超過やドーピング違反などトラブルが多いことで知られるが、馬力で押し込むパワーボクシングは一定の評価をされてもいる。スピードやテクニックで勝るジェイコブス有利は不動だが、決して打たれ強いタイプではないだけに不安もある。まずはトラブルなく試合が実現することを祈りたい。
セミ格ではフリオ・セサール・マルチネス(24=メキシコ 16戦14勝11KO1敗1無効試合)対クリストファー・ロサレス(25=ニカラグア 33戦29勝20KO4敗)のWBC世界フライ級王座決定戦が予定されている。マルチネスは今年8月、英国で当時の王者チャーリー・エドワーズ(英国)に3回KO勝ちを収めてリング上でレフェリーに手を挙げられたが、ダウン後に加撃した反則のため勝利と戴冠を取り消され、結果も無効試合に変更された。そのエドワーズが試合後に王座を返上したため、今回の決定戦出場のチャンスを得た。一方のロサレスは昨年4月、体重超過の比嘉大吾(白井・具志堅)に勝って戴冠を果たしたが、2度目の防衛戦でエドワーズに判定負けを喫して無冠に戻った。実績では長身強打者のロサレスが勝るが、エドワーズ戦まで8連続KO勝ちと勢いのあるマルチネスがパワーで押し切ってしまうかもしれない。
■12月20日 フェニックス(米国アリゾナ州)
Sミドル級12回戦
ダニエル・ジェイコブス(米)vsフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)
世界戦ではないが、12月20日(日本時間21日)に米国アリゾナ州フェニックスで行われるダニエル・ジェイコブス(32=米国 38戦35勝29KO3敗)対フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(33=メキシコ 56戦51勝33KO3敗1分1無効試合)のSミドル級12回戦も興味深いカードといえる。ミドル級で2度の戴冠を果たしているジェイコブスは、敗れたといえゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)と僅差の勝負を繰り広げた実力者で、これが転級初戦となる。一方のチャベス・ジュニアも元WBC世界ミドル級王者で、13年以降はSミドル級やLヘビー級で戦ってきた。体重超過やドーピング違反などトラブルが多いことで知られるが、馬力で押し込むパワーボクシングは一定の評価をされてもいる。スピードやテクニックで勝るジェイコブス有利は不動だが、決して打たれ強いタイプではないだけに不安もある。まずはトラブルなく試合が実現することを祈りたい。
セミ格ではフリオ・セサール・マルチネス(24=メキシコ 16戦14勝11KO1敗1無効試合)対クリストファー・ロサレス(25=ニカラグア 33戦29勝20KO4敗)のWBC世界フライ級王座決定戦が予定されている。マルチネスは今年8月、英国で当時の王者チャーリー・エドワーズ(英国)に3回KO勝ちを収めてリング上でレフェリーに手を挙げられたが、ダウン後に加撃した反則のため勝利と戴冠を取り消され、結果も無効試合に変更された。そのエドワーズが試合後に王座を返上したため、今回の決定戦出場のチャンスを得た。一方のロサレスは昨年4月、体重超過の比嘉大吾(白井・具志堅)に勝って戴冠を果たしたが、2度目の防衛戦でエドワーズに判定負けを喫して無冠に戻った。実績では長身強打者のロサレスが勝るが、エドワーズ戦まで8連続KO勝ちと勢いのあるマルチネスがパワーで押し切ってしまうかもしれない。
ハリソンとチャーロ弟が1年ぶりのリマッチ
■12月21日 オンタリオ(米国カリフォルニア州)
WBC世界Sウェルター級タイトルマッチ
トニー・ハリソン(米)vsジャーメル・チャーロ(米)
WBC世界Sウェルター級王者のトニー・ハリソン(29=米国 30戦28勝21KO2敗)が21日(日本時間22日)、米国カリフォルニア州オンタリオで前王者のジャーメル・チャーロ(29=米国 33戦32勝16KO1敗)との再戦に臨む。両者は1年前、今回と逆の立場で対戦し、ハリソンが接戦をものにして王座を獲得している。一度は6月23日にラスベガスで再戦が決まったが、ハリソンが足首を痛めたため先送りになった経緯がある。返り討ちか、それとも雪辱か。今回も接戦が予想される。
もともとチャーロはスピードとテクニックに定評があったが、16年5月にジョン・ジャクソン(バージン諸島)に逆転の8回KO勝ちを収めて戴冠を果たしたのを機にパンチャー型に変身。初防衛戦は6回KO勝ち、2度目の防衛戦は1回KO勝ちと続けて衝撃的な勝利を収め、V3戦は判定勝ちに留まったものの元王者のオースティン・トラウト(米国)からダウンを奪っている。ただ、KOを狙うあまり戦い方が雑になり、本来の持ち味を忘れてしまった感もあった。その延長線上にハリソンとの初戦があったともいえる。
ハリソンもスピードとパンチ力をバランスよく持ち合わせたタイプで、もともと世界王者になるだけの地力の持ち主だった。しかし、17年2月のIBF王座決定戦でジャレット・ハード(米国)に9回TKO負けを喫したように決して打たれ強いタイプではなく、それが評価する際のマイナス点になってきた。物議を醸す判定とはいえチャーロに競り勝ったことでポイントは上がったが、いまでも前王者が目障りな存在であることに変わりはない。
勝敗は別として初戦で総合力に大きな差がないことが分かっているだけに、チームの練る戦略、両選手の戦術が勝敗を分けるカギになるかもしれない。ちなみにオッズは15対8でチャーロ有利と出ている。
WBC世界Sウェルター級タイトルマッチ
トニー・ハリソン(米)vsジャーメル・チャーロ(米)
WBC世界Sウェルター級王者のトニー・ハリソン(29=米国 30戦28勝21KO2敗)が21日(日本時間22日)、米国カリフォルニア州オンタリオで前王者のジャーメル・チャーロ(29=米国 33戦32勝16KO1敗)との再戦に臨む。両者は1年前、今回と逆の立場で対戦し、ハリソンが接戦をものにして王座を獲得している。一度は6月23日にラスベガスで再戦が決まったが、ハリソンが足首を痛めたため先送りになった経緯がある。返り討ちか、それとも雪辱か。今回も接戦が予想される。
もともとチャーロはスピードとテクニックに定評があったが、16年5月にジョン・ジャクソン(バージン諸島)に逆転の8回KO勝ちを収めて戴冠を果たしたのを機にパンチャー型に変身。初防衛戦は6回KO勝ち、2度目の防衛戦は1回KO勝ちと続けて衝撃的な勝利を収め、V3戦は判定勝ちに留まったものの元王者のオースティン・トラウト(米国)からダウンを奪っている。ただ、KOを狙うあまり戦い方が雑になり、本来の持ち味を忘れてしまった感もあった。その延長線上にハリソンとの初戦があったともいえる。
ハリソンもスピードとパンチ力をバランスよく持ち合わせたタイプで、もともと世界王者になるだけの地力の持ち主だった。しかし、17年2月のIBF王座決定戦でジャレット・ハード(米国)に9回TKO負けを喫したように決して打たれ強いタイプではなく、それが評価する際のマイナス点になってきた。物議を醸す判定とはいえチャーロに競り勝ったことでポイントは上がったが、いまでも前王者が目障りな存在であることに変わりはない。
勝敗は別として初戦で総合力に大きな差がないことが分かっているだけに、チームの練る戦略、両選手の戦術が勝敗を分けるカギになるかもしれない。ちなみにオッズは15対8でチャーロ有利と出ている。
井上尚弥の後継王者決定戦 リゴンドーvsソリス
■12月21日 オンタリオ(米国カリフォルニア州)
WBA世界バンタム級王座決定戦
ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)vsリボリオ・ソリス(ベネズエラ)
ハリソン対チャーロUのイベントでは、ダブルメインとしてギジェルモ・リゴンドー(39=キューバ 21戦19勝13KO1敗1無効試合)対リボリオ・ソリス(37=ベネズエラ 37戦30勝14KO5敗1分1無効試合)のWBA世界バンタム級王座決定戦が組まれている。井上尚弥(大橋)がスーパー王者に昇格したことで空位になった王座を、王者経験者同士が争うのだ。
アマチュア時代に五輪連覇を果たしているリゴンドーは、プロ転向後はWBA世界Sバンタム級王者として10度の防衛を果たしたサウスポーのスーパー・テクニシャンだ。6年半前にはWBO王者だったノニト・ドネア(比国)に判定勝ちを収めたこともある。ただ、17年12月に2階級上のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に挑戦して6回終了後に棄権した試合を含め、近年は衰えが見えている。今年6月のフリオ・セハ(メキシコ)とのWBC世界Sバンタム級挑戦者決定戦では8回TKO勝ちを収めたものの、7回までは相手にポイントでリードを許す苦しい展開だった。自ら中間距離で戦ったともいえるが、動きそのものに精彩がなかったのは事実だ。
ソリスは11年から13年12月までWBA世界Sフライ級王座に君臨したが、IBF王者だった亀田大毅(亀田)との統一戦を前に体重超過のため計量で失格。以後はバンタム級に上げて3度の世界戦に臨んだが、結果を出せなかった。18年以降の5戦はSバンタム級からライト級の体重で戦っている。ちなみにリゴンドーは10年前にプロデビューしてから一度もバンタム級の体重で試合をしたことはない。
そんな元王者ふたりがバンタム級の王座決定戦を行うというのもおかしな話だ。まずは両者が計量をクリアして万全の体調でリングに上がることを期待したい。そのうえで試合展開を占うとしたら、やはりリゴンドーのスピードとスキルが勝りそうだ。ただ、ソリスは狡猾で試合巧者だけに、リスクを承知でリゴンドーの嫌がる接近戦を仕掛けてくる可能性がある。それに巻き込まれると勝負の行方は分からなくなりそうだ。
WBA世界バンタム級王座決定戦
ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)vsリボリオ・ソリス(ベネズエラ)
ハリソン対チャーロUのイベントでは、ダブルメインとしてギジェルモ・リゴンドー(39=キューバ 21戦19勝13KO1敗1無効試合)対リボリオ・ソリス(37=ベネズエラ 37戦30勝14KO5敗1分1無効試合)のWBA世界バンタム級王座決定戦が組まれている。井上尚弥(大橋)がスーパー王者に昇格したことで空位になった王座を、王者経験者同士が争うのだ。
アマチュア時代に五輪連覇を果たしているリゴンドーは、プロ転向後はWBA世界Sバンタム級王者として10度の防衛を果たしたサウスポーのスーパー・テクニシャンだ。6年半前にはWBO王者だったノニト・ドネア(比国)に判定勝ちを収めたこともある。ただ、17年12月に2階級上のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に挑戦して6回終了後に棄権した試合を含め、近年は衰えが見えている。今年6月のフリオ・セハ(メキシコ)とのWBC世界Sバンタム級挑戦者決定戦では8回TKO勝ちを収めたものの、7回までは相手にポイントでリードを許す苦しい展開だった。自ら中間距離で戦ったともいえるが、動きそのものに精彩がなかったのは事実だ。
ソリスは11年から13年12月までWBA世界Sフライ級王座に君臨したが、IBF王者だった亀田大毅(亀田)との統一戦を前に体重超過のため計量で失格。以後はバンタム級に上げて3度の世界戦に臨んだが、結果を出せなかった。18年以降の5戦はSバンタム級からライト級の体重で戦っている。ちなみにリゴンドーは10年前にプロデビューしてから一度もバンタム級の体重で試合をしたことはない。
そんな元王者ふたりがバンタム級の王座決定戦を行うというのもおかしな話だ。まずは両者が計量をクリアして万全の体調でリングに上がることを期待したい。そのうえで試合展開を占うとしたら、やはりリゴンドーのスピードとスキルが勝りそうだ。ただ、ソリスは狡猾で試合巧者だけに、リスクを承知でリゴンドーの嫌がる接近戦を仕掛けてくる可能性がある。それに巻き込まれると勝負の行方は分からなくなりそうだ。
2階級制覇狙ってデービスがガンボアと決定戦
■12月28日 アトランタ(米国ジョージア州)
WBA世界ライト級王座決定戦
ジャーボンタ・デービス(米)vsユリオルキス・ガンボア(キューバ)
12月28日(日本時間29日)、米国ジョージア州アトランタで行われるジャーボンタ・デービス(25=米国 22戦全勝21KO)対ユリオルキス・ガンボア(37=キューバ 32戦30勝18KO2敗)のWBA世界ライト級スーパー王座決定戦にも注目したい。
TANK(装甲戦車)というニックネームを持つデービスは、その異名どおり166センチの小柄なサウスポーだが、スピードとパンチ力、回転の速さは抜群だ。Sフェザー級時代には体重超過のため王座剥奪というトラブルもあったが、6度の世界戦ではすべてKO勝ちを収めている。ライト級に転向したのはワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との対戦を狙ってのことと言われているが、今回はその一戦に向けてアピールする必要がある。
日の出の勢いがあるデービスが相手ということで、37歳のガンボアは経験値では上回っているものの厳しい戦いを覚悟せねばなるまい。フェザー級、Sフェザー級、ライト級の3階級で王座についた実績を持つガンボアだが、ベルトと縁が切れて5年以上が経つ。14年以降の9試合で計8度のダウンを喫しており打たれ脆さが目立つのも不安材料といえる。
デービスが仕掛け、ガンボアが応戦する展開になりそうだ。元3階級制覇王者がベストのタイミングで右ストレートか左フックを命中させないかぎり、スピードとパンチの回転力で勝る25歳のサウスポーは攻撃の手を緩めないものと思われる。中盤までにデービスがKO勝ちを収めそうだ。
WBA世界ライト級王座決定戦
ジャーボンタ・デービス(米)vsユリオルキス・ガンボア(キューバ)
12月28日(日本時間29日)、米国ジョージア州アトランタで行われるジャーボンタ・デービス(25=米国 22戦全勝21KO)対ユリオルキス・ガンボア(37=キューバ 32戦30勝18KO2敗)のWBA世界ライト級スーパー王座決定戦にも注目したい。
TANK(装甲戦車)というニックネームを持つデービスは、その異名どおり166センチの小柄なサウスポーだが、スピードとパンチ力、回転の速さは抜群だ。Sフェザー級時代には体重超過のため王座剥奪というトラブルもあったが、6度の世界戦ではすべてKO勝ちを収めている。ライト級に転向したのはワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との対戦を狙ってのことと言われているが、今回はその一戦に向けてアピールする必要がある。
日の出の勢いがあるデービスが相手ということで、37歳のガンボアは経験値では上回っているものの厳しい戦いを覚悟せねばなるまい。フェザー級、Sフェザー級、ライト級の3階級で王座についた実績を持つガンボアだが、ベルトと縁が切れて5年以上が経つ。14年以降の9試合で計8度のダウンを喫しており打たれ脆さが目立つのも不安材料といえる。
デービスが仕掛け、ガンボアが応戦する展開になりそうだ。元3階級制覇王者がベストのタイミングで右ストレートか左フックを命中させないかぎり、スピードとパンチの回転力で勝る25歳のサウスポーは攻撃の手を緩めないものと思われる。中盤までにデービスがKO勝ちを収めそうだ。