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元WBA(世界ボクシング協会)ヘビー級王者で現在はWBAとWBO(世界ボクシング機構)で1位、IBF(国際ボクシング)で5位にランクされるアレクサンデル・ポベトキン(38=露)と、元世界ランカーのデビッド・プライス(34=英)が3月31日、英国カーディフのプリンシパリティ・スタジアムで拳を交えることが正式決定した。試合はアンソニー・ジョシュア(28=英)対ジョセフ・パーカー(26=ニュージーランド/米)のWBAスーパー、IBF、WBOヘビー級王座統一戦の前座で行われる。
この2年ほど相次ぐドーピング違反によって大きな試合から遠ざかっていたポベトキンは、「注目イベントに参加できるのでエキサイトしている。いい試合をしてジョシュア対パーカーの勝者に年内に挑戦したい」と先を見据えている。34戦33勝(23KO)1敗。一方、08年北京五輪で銅メダルを獲得して大成が期待されながら打たれ脆さが災いして出世が遅れているプライスは、「これまでにない大きなチャンス。スポーツでは頻繁に番狂わせが起こるものだ。この試合はベストのタイミングで訪れたもので、もちろん勝つと確信している」と意気込んでいる。身長203センチ、体重約116キロ、スパーリングでジョシュアをKOしたこともある“眠れる巨人”は覚醒するのか。
試合はポベトキンの持つWBAインターコンチネンタル王座とWBOインターナショナル王座の防衛戦として行われる。3月31日、カーディフのリングはアンダーカードにも要注目だ。