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WBA(世界ボクシング協会)スーパー、IBF(国際ボクシング連盟)、WBO(世界ボクシング機構)ヘビー級王者のアンソニー・ジョシュア(29=英)が1日(日本時間2日)に米国ニューヨーク・マジソン・スクエア・ガーデンでWBA同級5位、IBF同級15位、WBO同級11位のアンディ・ルイスJr(29=メキシコ)を迎えて防衛戦を行った。ボクシングの殿堂「MSG」のリングに立ったジョシュアだが、世界中が驚愕する展開が待ち受けていた。
大番狂わせでルイスが勝利
まずはジョシュアがリーチを活かしジャブを飛ばし慎重な試合運びを見せる。3回、距離が詰まったところでジョシュアが左フックを決めてダウンを先取。しかし、これで闘志に火がついたルイスは、左フックで腰を沈めると連打でダウンを奪い返した。ダメージはジョシュアの方が深くラウンド終盤に右フックから連打を浴びて再び倒れた。6回、ルイスは左ボディから右フックをヒットすると7回に右フックから連打で3度目のダウンをゲット。立ち上がったジョシュアにパンチをまとめてレフェリーストップに持ち込んだ。
代役出場のルイスがアップセットを起こし王座奪取に成功した。16年12月以来、2度目の世界挑戦でベルトを巻いたルイスはメキシコ人初の世界ヘビー級王者に輝いた。ルイスは戦績を34戦33勝(22KO)1敗とした。一方、痛恨の敗戦となったジョシュアは23戦22勝(21KO)1敗となった。
代役出場のルイスがアップセットを起こし王座奪取に成功した。16年12月以来、2度目の世界挑戦でベルトを巻いたルイスはメキシコ人初の世界ヘビー級王者に輝いた。ルイスは戦績を34戦33勝(22KO)1敗とした。一方、痛恨の敗戦となったジョシュアは23戦22勝(21KO)1敗となった。
スミスが圧巻のKO勝ち
セミファイナルではWBA世界スーパー、WBC世界ダイヤモンドスーパーミドル級王者のカラム・スミス(英国)が、元WBA世界ミドル級王者でWBAスーパーミドル級13位のアッサン・エンダム(フランス)を相手に防衛戦を行った。サークリングしながら距離を測るエンダムに対し、スミスはジャブでプレスをかけると左ショートフックで早くもダウンを奪った。2回にも左フックでダウンを追加したスミスは冷静な試合運びでペースを維持。3回に右カウンターでフィニッシュした。
WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)優勝後、初の試合をKO勝利したスミスは26戦全勝(19KO)。WBA世界スーパー王座初防衛、WBC同級ダイヤモンド王座3度目の防衛に成功した。一方、17年10月に村田諒太(帝拳)に敗れて以来、階級を上げて世界戦に挑むも敗れたエンダムは41戦37勝(21KO)4敗とした。
WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)優勝後、初の試合をKO勝利したスミスは26戦全勝(19KO)。WBA世界スーパー王座初防衛、WBC同級ダイヤモンド王座3度目の防衛に成功した。一方、17年10月に村田諒太(帝拳)に敗れて以来、階級を上げて世界戦に挑むも敗れたエンダムは41戦37勝(21KO)4敗とした。
テイラーが4団体統一王者に
4団体女子世界ライト級王座統一戦ではWBAスーパー王者、IBF王者、WBO王者ケイティ・テイラー(アイルランド)とWBC王者デルフィーヌ・ペルスーン(ベルギー)が拳を交えた。試合は3冠王者のテイラーがジャブで距離を取りWBC王者のペルスーンが積極的な攻撃を仕掛ける形でスタート。テイラーは相手のパンチによく反応して見栄えの良いラウンドを重ねるが、ペルスーンも回転数を上げて負けん気の強さを見せた。中盤はテイラーがペースを握ったが、終盤はペルスーンがワンツー連打でダメージを与え試合終了のゴングを聞いた。ジャッジ2者の支持を得たテイラーが4本のベルトを手にした。
デビューからの連勝を伸ばしたテイラーは14戦全勝(6KO)。判定が出た瞬間、両手を広げて納得がいかないといった表情を見せたペルスーンは45戦43勝(18KO)2敗とした。
デビューからの連勝を伸ばしたテイラーは14戦全勝(6KO)。判定が出た瞬間、両手を広げて納得がいかないといった表情を見せたペルスーンは45戦43勝(18KO)2敗とした。