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18日(日本時間19日)WBO(世界ボクシング機構)は今月初めに対戦交渉を義務付けていたWBOミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース(28=英国)と、元WBOスーパーウェルター級王者で現在同級2位につけるデミトリアス・アンドレイド(30=米国)の指名戦は合意に至らず入札指令を出したことを発表した。
DAZN&マッチルームと契約し試合も決まっているアンドレド
入札は7月25日(日本時間26日)に米国・フロリダ州キシミーで行われる運びとなり、最低落札価格は20万ドルとなった。サンダースは4月、6月と練習中の怪我によりマーティン・マレー(英国)との防衛戦をキャンセル、噂の出ていた5月のゲンナジー"GGG"ゴロフキンとの対戦も結局は流れ、昨年の12月以来、試合を行っていない。また同様にアンドレイドもプロモーターと契約で揉めている中で昨年の10月から試合を行っておらず、残る契約を買い取る形で先月に入りフリーエージェントとなっていた。しかしその後、ストリーミングサービスを行うDAZNと大型契約を交わしたマッチルームとサインを交わし、試合も10月6日に出場が決まっている。サンダースは英国のフランク・ウォーレン率いるクィーンズ・ベリープロモーションズに所属しており、アンドレイドもまた英国から米国に進出してきたエディ・ハーン率いるマッチルーム・ボクシングUSAに所属、今後は英国人プロモーター同士の駆け引きに注目が集まりそうだ。
指名挑戦の指令を受けている村田は?
先月、WBAから3位のロブ・ブラント(27=米国)との指名試合の指令を受けているWBAミドル級"正規"王者の村田諒太(32=帝拳)は今秋にも米国・ラスベガスで防衛戦を行う可能性が出ているが、まだ正式発表までには至っていない。9月15日(日本時間16日)にゴロフキンvsサウル”カネロ”アルバレス(メキシコ)の再戦も秋に決まる等、世界ミドル級戦線は夏を終える頃、大きく動き出すことになりそうだ。