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今年7月にWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)で優勝し、クルーザー級4団体統一王者に就いたオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が、11月10日(日本時間11日)英国・マンチェスターのマンチェスター・アリーナで防衛戦を行うことが決まった。相手は対戦が噂されていた元WBCクルーザー級王者のトニー・ベリュー(英国)となった。
ウシクは階級を上げず4冠防衛戦を選択
4冠王者のウシクは当初、WBSS制覇後にヘビー級に進出してベリューと対戦すると言われていた。しかし、ウシクがクルーザー級に留まり、防衛戦として英国人の挑戦を受けることで落ち着いた形だ。ウシクは「金メダルを獲得した英国で再び試合をできることがうれしい」と12年ロンドンオリンピックで、ヘビー級金メダルを獲得以来となる英国の試合を歓迎した。
一方、ホームで挑戦する機会を得たベリューは、元ヘビー級&クルーザー級王者デビッド・ヘイ(英国)に昨年3月、今年5月と連続TKO勝利しヘビー級進出に成功。この決定に対して「ウシクvsガシエフ戦(WBSS決勝)を見た際に、試合後ウシクが私の名前を呼んで対戦を呼びかけたことでこの試合は約束された」と意気込みを語った。
一方、ホームで挑戦する機会を得たベリューは、元ヘビー級&クルーザー級王者デビッド・ヘイ(英国)に昨年3月、今年5月と連続TKO勝利しヘビー級進出に成功。この決定に対して「ウシクvsガシエフ戦(WBSS決勝)を見た際に、試合後ウシクが私の名前を呼んで対戦を呼びかけたことでこの試合は約束された」と意気込みを語った。
ヨルダンvsコローラ
また、この日のアンダーカードではWBA(世界ボクシング協会)ライト級挑戦者決定戦が行われることも発表された。出場するのはWBA同級2位のダウド・ヨルダン(インドネシア)と元世界王者でWBA同級4位のアンソニー・コローラ(英国)。今週末に再起戦を控えるホルヘ・リナレス(帝拳)に連敗してから、2連勝し今回のチャンスを得たコローラ。 一方、16年に日本の加藤善孝(角海老宝石→引退)とインドネシアで対戦し勝利したヨルダンは、その後は海外で勝利を重ね、11年同胞のクリス・ジョン(インドネシア→引退)に敗れて以来の世界挑戦となった。両者は現在チャンピオンとして君臨するワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)への挑戦権を目指す。