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WBOアジアパシフィック・ライト級王者の荒川仁人(ワタナベ)が16日(日本時間17日)、米国ネバダ州リノのグランド・シエラ・リゾート&カジノで行われたWBO(世界ボクシング機構)ライト級王座決定戦、同級1位のレイムンド・ベルトラン(36=メキシコ/米)対同級2位のパウルス・モーゼス(39=ナミビア)戦を現地で観戦。試合後に感想を口にした。
ボブ・アラムにも会った
試合は6ラウンドまで互角の展開となったが、中盤以降、ベルトランがプレスをかけて攻勢。モーゼスも右ストレートで反撃したがベルトランがポイントを集め判定勝ちで新王者に輝いた。この試合を見た荒川は「モーゼスのリードが最後まで機能していましたが、プレスをかけたベルトランにポイントが流れたのかと思います。採点以上にいい試合でした」とコメント。試合前には世界的プロモーターのボブ・アラム氏に自身のデータファイルを手渡し挑戦をアピールした。
試合後のリング上
ベルトランは5月12日にWBO世界スーパーフェザー級王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ/米)と対戦するプランが浮上しているが、この試合で左目尻をカットしており傷の具合によっては見送られる可能性も大きい。現在、WBO同級4位に位置している荒川も状況次第ではベルトランへの挑戦が期待されるだけに、今後の成り行きを見守りたい。