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WBC(世界ボクシング評議会)スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者ミゲール・ベルチェル(26=メキシコ)対マクスウェル・アウク(ガーナ)の12回戦は10日(日本時間11日)、メキシコのキンタナロー州カンクンのオアシス・アリーナで行われた。試合まで1ヵ月を切った時点で挑戦者が二転三転するという異常事態に陥ったが、無事にゴングに辿り着くことができた。オッズは41対1から33対1に縮まったもののベルチェルの圧倒的有利に変わりはなかったが、はたして結果は。
王者が3度のダウンを奪いTKO勝ち
〇ミゲール・ベルチェル(メキシコ)
3回2分43秒TKO
×マクスウェル・アウク(ガーナ)
初回、サウスポーの相手に戸惑っているのか、はたまた凱旋防衛戦で力んでいるのか、ベルチェルは空振りが目立った。それでも2回にベルチェルは左ジャブを突いて挑戦者の動きを止め、さらに連打も打ち込んだ。アウクも左ストレートで反撃したが、調子に乗った王者を止めきれなかった。迎えた3回、ベルチェルがワンツーをヒットしてダウンを奪う。アウクは立ち上がって再開に応じたが、ベルチェルの連打を浴びて再びダウン。それでも試合は続行されたが、もう一度倒れたところでレフェリーが試合を止めた。2度目の防衛を果たしたベルチェルは34戦33勝(29KO)1敗、WBC40傑だけでなくWBA(世界ボクシング協会)、IBF(国際ボクシング)、WBO(世界ボクシング機構)でもトップ15外だったアウクは49戦44勝(30KO)4敗1分。
ムンキ゛アが3回TKO勝ち
前座にはWBCスーパーウェルター級15位のホープ、ハイメ・ムンギア(メキシコ)が登場、ホセ・カルロス・パス(亜)に3回KO勝ちを収めた。初回に左フックから右フックでダウンを奪ったムンギアは3回に左ボディブローでフィニッシュした。21歳のムンギアは27戦全勝(23KO)、パスは29戦21勝(12KO)7敗1分。