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IBF(国際ボクシング連盟)フェザー級タイトルマッチ、5度目の防衛を目指す王者リー・セルビー(31)対同級1位の指名挑戦者ジョシュ・ウォーリントン(27)の英国人対決は19日(日本時間20日)、挑戦者のホームでもある英国リーズで行われた。試合前からライバル意識を隠そうとしなかった王者セルビーと挑戦者ウォーリントン。どちらに軍配が挙がったのか。
〇ジョシュ・ウォーリントン(英)
12回判定(2対1)
×リー・セルビー(英)
戦前のオッズは10対3でセルビー有利とみられていたが、初回から挑戦者のウォーリントンが地元の声援を背に受けて飛ばした。後手にまわったセルビーは2回に左目上をカットして出血、早々と苦しい状況に追いやられた。中盤もウォーリントンがリードする展開は変わらず、6回には右目上もカットしたセルビーは折々で反撃するものの主導権を握るまでには至らない。終盤もややウォーリントン優勢というなかで試合は終了、勝負は判定に委ねられた。カナダ人のジャッジは115対113で王者の勝利とみたが、米国人と英国人ジャッジは115対113、116対112で挑戦者を支持。2対1の判定でウォーリントンが新王者になった。ウォーリントンは27戦全勝(6KO)、3年前に獲得した王座のV5に失敗したセルビーは28戦26勝(9KO)2敗。このクラスではIBF5位に阿部麗也(KG大和)、6位に清水聡(大橋)がランクされている。
前座には12年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪女子フライ級で連続金メダリストになったニコラ・アダムス(英)が出場、ソルダッド・デル・バジェ・フリアス(亜)に1回TKO勝ちを収めた。アダムスは4戦全勝(3KO)、フリアスは29戦13勝(4KO)12敗4分。