世界に王手をかけた平岡アンディがベルト奪取を宣言

　バロッソに圧勝し、世界に向けての最終関門を最高の形で終えた平岡は、「映像を見て、思ったより良かった。相手は距離が遠く感じているのをわかった。ドンピシャのカウンターだったり、いろんなことが練習通りにできた」と、自らに合格点を与えた。

　ヴァレンズエラは、今年8月に米国ロサンゼルスでイサック・クルス・ゴンザレス(27=メキシコ)に判定勝ちし、新チャンピオンに輝いた。
　
　大橋秀行会長は、「一発のある相手に対し、見事にアウトボクシングをして最後は倒した。キャリアの中で、一番良い試合だった」と高評価した。現在、WBAのヒルベルト・メンドサ会長が来日中のため、「世界戦に向けて、話を進めていきたい」と語った。

　平岡は「もっともっと自分を高めて、さらに良い練習をして先に進みたい。どのチャンピオンでもやれると思う」と言葉に力を込めた。

　スーパーライト級の日本人の世界チャンピオンは、1992年の平仲明信(現平仲BS会長)から32年間、誕生していない。中量級の高い壁を突破し、世界に突き進む平岡の活躍に期待が高まる!