平岡アンディ! 世界挑戦へ最後の難関

　63.4kgで計量をクリアした平岡は、「思った通り」と、バロッソの印象を口にした。その上で、警戒するポイントとして「瞬発力の強いプレス」を挙げた。明日の大一番は、バロッソのスピードとリズムがカギとなりそうだ。

　暫定王者との世界挑戦者決定戦を前に、「(この先の)ビジョンはある。楽しみになってきた」と、静かに気持ちを高めた。

　平岡と同じく63.4kgで計量を終えたバロッソは、「普通の選手に見えた」と平岡の印象を口にした。「とてもコンディションはいい。勝つために来たんだよ」と、表情を緩めることはなかった。

　今回が初来日というバロッソだが、「日本が気に入った。日本料理も少し食べたが、ベネズエラ料理とキューバ料理を食べて調整してきた」と、来日してからの調整にも不安を感じさせなかった。

■検診結果

WBA世界Sライト級挑戦者決定戦

■暫定王者:イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)

血圧:129/88mm/Hg

脈拍:88/min

体温:36.2℃

■同級6位:平岡アンディ(大橋)

血圧:141/87mm/Hg

脈拍:54/min

体温:36.4.℃

■オフィシャル

■レフェリー

クリストファー・ヤング(米国)

■ジャッジ

ロバート・ホイル(米国)

ジェレミー・ヘイズ(カナダ)

レシェック・ヤンコウィアク(ポーランド)

■スーパーバイザー

ホセ・ゴメス(パナマ)

■グローブ

バロッソがレイジェス社製の赤

平岡がウイニング社製の黒

※WBAルールが採用され、3ノックダウン(1ラウンドに3度したらKO負け)制が採用された。