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オセアニア地域のヘビー級戦線に動きあり。新型コロナウイルスの市中感染拡大の抑制に成功したニュージーランドでは先月27日、ジャシンダ・アーダーンNZ首相が「勝利宣言」すると同時にロックダウンを段階的に解除することを発表した。そんな中、元WBO世界王者のジョセフ・パーカー(28=NZ)陣営が8月に母国ニュージーランドで、試合開催を目指している。規模は大幅に縮小され、観客は100人程度になる予定だが、英米を中心に生中継など世界へ映像配信することで、スポーツエンタメビジネスの再開を目指している。
ネットで世界にライブ配信が主流になる?
パーカーのマネージャーを務めるデイビット・ヒギンズ氏は英国の大手プローモーション会社のマッチルームボクシング社と協議を進めている。ヘビー級は主要4団体(WBA/WBC/IBF/WBO)の世界王座をタイソン・フューリー(英国)とアンソニー・ジョシュア(英国)の2人が独占しているため、この階級でビジネスをするのであれば、イギリス市場は無視できないし、イギリスのファンはヘビー級の動きに敏感だ。
プロ転向した但馬ミツロ(緑)
パーカー陣営は対戦候補の筆頭に元WBA世界ヘビー級チャンピオンで、OPBF4位のルーカス・ブラウン(41=豪州)を挙げている。2016年にはWBOのパーカーとWBAのブラウンがヘビー級の世界王座に就いていたため、オセアニア・バブルと騒がれた。今回のオセアニア地域のヘビー級市場再熱には、日本も出遅れてはならない。
日本王者の上田龍(石神井スポーツ)
日本のヘビー級を牽引してきた藤本京太郎(33=角海老宝石)や日本チャンピオンの上田龍(27=石神井スポーツ)、プロ転向した但馬ミツロ(25=緑)達にもアピールのチャンスが巡ってくるのを期待したい。
日本が誇る藤本京太郎(角海老宝石)