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米国・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで14日(日本時間15日)開催された元世界ヘビー級統一王者タイソン・フューリー(英)の再起第2戦目。ヘビー級12回戦でWBA(世界ボクシング協会)4位のオット・ワーリン(スウェーデン)を迎えた。セミファイナルでは1ヶ月足らずの試合間隔で3度目の防衛戦を戦う、WBO(世界ボクシング機構)スーパーバンタム級王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)が、同級2位ファン・ミゲル・エロルデ(フィリピン)と対決。
ショーマンのフューリーと、メキシカンのナバレッテがメキシコ独立記念日に華を添えるため、ラスベガスをメキシコ色に染めた。
ショーマンのフューリーと、メキシカンのナバレッテがメキシコ独立記念日に華を添えるため、ラスベガスをメキシコ色に染めた。
フューリー苦戦も判定勝利
メキシコ独立記念日に合わせソンブレロをかぶり、派手なゴンドラで入場してきたショーマン、フューリーはジャブを出していくと、対するワーリンはワンツーなど右を狙っていく序盤の展開。3回にはワーリンの左フックでフューリーは右眉をカット、サークリングからカウンターを狙い追撃を許さなかった。中盤からパンチでカットした右眉を狙いワーリンは右ストレートで攻め立てると、ポイント優勢ながら出血が止まらないフューリーに注目が集まる。終盤に入ると疲れの見えてきたワーリンに対し、攻撃の手を強めたフューリー、最後はワーリンが反撃をする中で終了のゴング。結果は3-0(116-112、117-111、118-110)の判定勝利したフューリーは、メキシコに本拠地を置くWBCの同国独立記念MAYAベルトも獲得した。
苦戦する場面をみせるも地力の差で2連勝を飾ったフューリーの戦績は30戦29勝(20KO)1分、善戦するもは初黒星となったワーリンは21戦20勝(13KO)1敗とした。
苦戦する場面をみせるも地力の差で2連勝を飾ったフューリーの戦績は30戦29勝(20KO)1分、善戦するもは初黒星となったワーリンは21戦20勝(13KO)1敗とした。
ラバレッテがダウン奪いTKO勝利
王者ナバレッテ、挑戦者エロルデともに冷静な様子見の初回から、2回にはエロルデが先に攻勢を仕掛ける。しかし、ナバレッテはスイッチを織り交ぜながら右を当ててコンビネーションで煽っていった。徐々にエロルデを下がらせたナバレッテは、3回に左フックから右ストレートでエロルデをロープに吹っ飛ばしロープダウンを奪った。そうして迎えた4回、果敢に出たエロルデをワンツーから右フックを炸裂させたところでレフェリーがストップ。4回26秒TKO勝利でラバレッテが3度目の防衛に成功した。
28日間の試合間隔で連続防衛を果たしたラバレッテの戦績は30戦29勝(25KO)1敗。世界初挑戦も結果を出せなかったエロルデは30戦28勝(15KO)2敗とした。
28日間の試合間隔で連続防衛を果たしたラバレッテの戦績は30戦29勝(25KO)1敗。世界初挑戦も結果を出せなかったエロルデは30戦28勝(15KO)2敗とした。