海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
WBC(世界ボクシング評議会)ヘビー級タイトルマッチ、王者デオンタイ・ワイルダー(32=米)対挑戦者同級3位ルイス・オルティス(38=キューバ/米)の12回戦は3日(日本時間4日)、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで行われる。両者は2日に前日計量に臨んだが、7連続KO防衛を狙うワイルダーはV6戦よりも2.7キロ以上軽い214.7ポンド(約97.4キロ)だった。
※ワイルダー対オルティスは4日(日)正午からWOWOWプライム・チャンネルで生中継の予定。ゲスト:村田諒太(帝拳)
ワイルダーは08年北京五輪では91キロが上限のヘビー級で銅メダルを獲得しているように、もともと201センチの身長に比べると体重は軽い選手といえる。しかし、キャリア4戦目以降としては今回が最軽量となった。パワーよりもスピード重視ということなのか。これに対しサウスポーのオルティスは241.2ポンド(約109.4キロ)で、こちらは記録に残っているなかではキャリアで3番目に重い体重だ。両者の体重差は12キロ以上ということになる。戦績はワイルダーが39戦全勝(38KO)、オルティスが30戦28勝(24KO)2無効試合。オッズは依然として11対4でワイルダー有利と出ている。
セミ格ではIBF(国際ボクシング連盟)スーパーミドル級暫定王者アンドレ・ディレル(米)対ホセ・ウスカテギ(ベネズエラ/メキシコ)のタイトルマッチが組まれているが、体重はディレルが167.7ポンド(約76.0キロ)、ウスカテギが166ポンド(約75.2キロ)だった。両者は昨年5月に対戦しており、ウスカテギが8回終了ゴング後のパンチでディレルを“KO”。そのため失格となり、ディレルが暫定王者になった。しかし、直後にディレルのトレーナーがウスカテギに左フックを浴びせたため、さらなる混乱に陥り両者間の因縁が深くなった。サウスポーのディレルは28戦26勝(16KO)2敗、ウスカテギは28戦26勝(22KO)2敗。オッズは6対5でウスカテギ有利と出ている。