黒田雅之が練習再開

　WBC(世界ボクシング評議会)フライ級12位の黒田雅之(34=川崎新田)が10日、川崎市内の所属ジムで練習を再開した。黒田は、昨年11月28日に世界戦以来の再起戦を予定していたが、試合前のスパーリングで左上腕の腱を断裂し試合は中止。その後、手術に成功しリハビリを行っていた。
　半年ぶりにジムワーク再開した黒田に電話取材で現在の状況を聞いた。

　「まだ、軽めの練習でサンドバッグ打ちも右は力一杯は打っていない」と言うと、「たまにはいいかなと思って今日はサウスポーで練習しました」と電話口で笑った。
同門の古橋岳也(33)が今年1月に日本スーパーバンタム級王座に輝いた。「本当に良かった」と仲間の戴冠を喜ぶと、「自分は焦らずに調整していく。年内には復帰したい」と体と相談しながら復活に向けて動き出す。