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海外では今週末も注目試合が目白押し!まずはロシア・モスクワのオリンピック・スタジアムでWBSSクルーザー級決勝となるWBO&WBC王者オレクサンデル・ウシク(31=ウクライナ)とIBF&WBA王者ムラト・ガシエフ(24=ロシア)の世界4団体統一戦が行われる。そして米国・ラスベガスのハードロック・ホテルではWBOスーパーウェルター級王者のハイメ・ムンギア(21=メキシコ)がWBO1位のリアム・スミス(29=英)相手に初防衛戦。更にモスクワのWBSSクルーザー級のアンダーカードにて女子ウェルター級4団体制覇王者のセシリア・ブレーカス(36=ノルウェイ)がWBC女子”暫定"スーパーウェウルター級王者のインナ・サガイダコフスカヤ(33=ロシア)の1階級下げての4団体挑戦を受ける。
◎7.21 会場:ロシア・モスクワ
WBSSクルーザー級決勝・WBA/WBC/IBF/WBO世界クルーザー級王座統一戦
WBO&WBC王者 オレクサンデル・ウシク(ウクライナ)
14戦14勝(11KO)無敗
vs
IBF&WBA王者
ムラト・ガシエフ(ロシア)
26戦26勝(19KO)無敗
WBA/WBC/IBF/WBO世界女子ウェルター級タイトルマッチ
王者
セシリア・ブレーカス(ノルウェイ)
33戦33勝(9KO)無敗
vs
挑戦者
インナ・サガイダコフスカヤ(ロシア)
7戦7勝(3KO)無敗
◎7.21 会場:米国・ラスベガス・ハードック・ホテル
WBOスーパーウェルター級タイトルマッチ
王者
ハイメ・ムンギア(メキシコ)
vs
WBO1位
リアム・スミス(英)
◎7.21 会場:ロシア・モスクワ
WBSSクルーザー級決勝・WBA/WBC/IBF/WBO世界クルーザー級王座統一戦
WBO&WBC王者 オレクサンデル・ウシク(ウクライナ)
14戦14勝(11KO)無敗
vs
IBF&WBA王者
ムラト・ガシエフ(ロシア)
26戦26勝(19KO)無敗
WBA/WBC/IBF/WBO世界女子ウェルター級タイトルマッチ
王者
セシリア・ブレーカス(ノルウェイ)
33戦33勝(9KO)無敗
vs
挑戦者
インナ・サガイダコフスカヤ(ロシア)
7戦7勝(3KO)無敗
◎7.21 会場:米国・ラスベガス・ハードック・ホテル
WBOスーパーウェルター級タイトルマッチ
王者
ハイメ・ムンギア(メキシコ)
vs
WBO1位
リアム・スミス(英)
世界クルーザー級4団体王座統一戦 ウシクvsガシエフ
一時は5月11日に中東サウジアラビアのジッダにて行われる予定だったWBSSクルーザー級決勝は、WBO&WBC王者のウシクが左腕を負傷し延期、改めてセットされたのがIBF&WBA王者のガシエフの出身国ロシアとなった。元ロンドン五輪金メダリストでWBO王者のウシクは準々決勝で元王者のマルコ・フック(ドイツ)を一方的に攻め立て10回TKOのストップ勝ち。更に準決勝でもWBC王者のマイリス・ブリエディス(ラトビア)を2-0判定で破り2本目のベルトを獲得した。一方のIBF王者のガシエフは初戦を元王者のクジストフ・ウロダルチク(ポーランド)にKO勝利しコマを進めると、準決勝ではWBA王者のジュンエル・ドルティコス(キューバ)を最終回TKO勝利で決勝に進出した。なお、この決勝ではバンタム級トーナメントの抽選会を行うことになっており、日本から大本命と目される井上尚弥(25=大橋)も参加予定となっている。
WBOスーパーウェルター級タイトル戦 ムンギアvsスミス
ムンギアは5月、ミゲール・コット(プエルトリコ)を破り新王者となったサダム・アリ(米国)を序盤に4度も倒し、4回TKO勝ちで圧巻の新王者となって以来、サウル"カネロ”アルバレスに続くメキシコの次世代スーパースター候補の筆頭となった。そのムンギアに挑むのが元WBO世界スーパーウェルター級王者のスミス、本来ならば5月にアリに挑戦するのはスミスだったが、皮膚炎のため4月になって辞退。3週間前に英国人に代わって挑戦したのがムンギアだった。この試合はWBOの指名挑戦となっており、この試合の勝者は9月15日、ゲンナジー"GGG"ゴロフキン(カザフスタン)vsアルバレス2の勝者に挑む話も出ている。しかし仮にムンギアが再び印象的な試合内容を見せて勝利を収めれば、商品価値は上がり早急のビッグマッチの話は白紙になるやもしれない。どちらにしろメキシコのライジングスターは必見だ。
女子4団体王者ブレーカス登場!
WBA/WBC/IBF/WBO世界女子ウェルター級統一王者のブレーカスが1階級上のサガイダコフスカヤの挑戦を受ける1戦はWBSSクルーザー級のアンダーカードにてセットされている。ここまで無敗同士の両者、しかしブレーカスは2009年3月にプロ11戦目で空位のWBA&WBC世界タイトルを獲得すると、翌10年には空位のWBOタイトルも吸収し、14年には統一戦でIBF王座も獲得、"比類なきチャンピオン”となった。その後も危うい試合等もある中、4団体の防衛を続け、女子ボクシング界最強の1人となった。一方のサガイダコフスカヤは2016年2月にプロデビューしてから負けなしで、翌年の17年12月にWBC"暫定"女子スーパーウェルター級王座を獲得、ここまで7戦全勝3KOとなっている。キャリアではブレーカスの圧倒的優位ではあるが前戦ではダウンを奪われるシーンもあるなど、綻びを見せている。挑戦者の勢いをいかに絶対女王が阻止するのかに注目が集まる。