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22ヶ月ぶりの再起戦となったWBA(世界ボクシング協会)ウェルター級スーパー王者キース・サーマン(米国)の8度目の防衛戦が、米国・ニューヨーク・ブルックリンのバークレイズセンターで26日(日本時間27日)に行われた。WBA同級7位ホセシート・ロペス(米国)を相手に元同級統一王者のサーマンはどんなパフォーマンスを見せたのかーー?
サーマン、22ヶ月ぶりのリングへ
怪我からのカムバックとなるサーマンは、序盤に早くも先制のダウンを奪った。2回のラスト20秒で入り込んでくるロペスに下がりながら左フックを顔面に当てキャンパスに膝をつかせるた。中盤は積極的に攻めてくるロペスに、ジャブからのコンビネーションでで対抗。しかし7回、今度はロペスが左フックを打ち込むと、効かされたサーマンは後退し大ピンチを迎えた。8回になんとか立て直すと試合は最終ラウンドまで続き、前進するロペスを捌いて終了。判定は2-0(115-111、117-109、113-113)でサーマンが勝利し8度目の防衛に成功した。復帰戦を辛くも勝利で飾ったサーマンは30戦29勝(19KO)1無効試合、一時はストップ寸前まで追い込んだロペスは44戦36勝(19KO)8敗とした。
ヤンバヤルvsマレーロ
マイナー団体IBOフェザー級王座決定戦とWBC同級挑戦者決定戦がかかった対戦、WBA&WBCフェザー級7位のツグスソグ・ニヤンバヤル(モンゴル)vsWBC同級3位クラウディオ・マレーロ(ドミニカ共和国)戦は、序盤から互いに手を出す展開。サウスポーのマレーロが手数を増やせば、ニヤンバヤルも強弱をつけて攻勢をアピール。10回にはレフェリーのコール後のパンチでマレーロが減点1を課された。12回判定で決着した結果は3-0(115-112、114-113、116-111)でニヤンバヤルの勝利。全勝でWBC同級王者のゲイリー・ラッセルJr(米国)への挑戦権を得たニヤンバレルの戦績は11戦全勝(9KO)、敗れたマレーロは26戦23勝(17KO)3敗となった。
コウナッキーvsワシントン
地元ニューヨーク期待のポーリッシュ系アメリカン、IBF(国際ボクシング連盟)同級5位のアダム・コウナッキー(米国)と、元世界挑戦者のジェラルド・ワシントン(米国)のヘビー級10回戦。コウナッキーが初回から右強打を上下に打ち込み早くもワンサイドの流れとなる。続く2回、30秒過ぎにその右を打ち抜くとワシントンはロープ際でダウン。立ち上がるも連打を浴び即ストップのなった。コウナッキーが2回1分9秒TKO勝利となった。印象的な勝利をみせたコウナッキーの戦績は19戦全勝(15KO)、なす術もなく終わったワシントンは23戦19勝(12KO)3敗1分となった。