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今週の海外注目試合は米国で行われるこの2試合をピックアップ。まずはWBO(世界ボクシング機構)スーパーウェルター級3位の井上岳志(ワールドスポーツ)の世界初挑戦。1月26日(日本時間27日)米国・テキサス州ヒューストン・トヨタセンターで、スーパースター候補の王者ハイメ・ムンギア(メキシコ)に挑む。そして同日ニューヨーク・ブルックリンのバークレイズ・センターで行われるWBA(世界ボクシング協会)ウェルター級スーパータイトルマッチ。王者キース・サーマン(米国)が、WBA同級7位のホセシート・ロペス(米国)を相手に約1年11ヶ月ぶりのリングに立つ。
*井上vsムンギア戦は、スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」で生中継される。
*井上vsムンギア戦は、スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」で生中継される。
井上、怪物退治へ!
無敗のまま世界初挑戦のチャンスを手にした井上。昨年4月に野中悠樹(井岡弘樹)とのIBF(国際ボクシング連盟)同級2位決定戦で判定勝利し、世界戦へのタイミングを計っていた。対する王者のムンギアは現世界ミドル級統一王者サウル"カネロ"アルバレス(メキシコ)の将来の相手の候補として、また次のメキシカン・アイドルと呼ばれている。ここまで31戦全勝(26KO)と破格のパンチ力と華のある試合ぶりが人気だ。試合1週間前となる20日には試合地ヒューストン入りをしている井上は、同門で日本ミドル級王者の竹迫司登のサポートを受け最終挑戦に入り、怪物退治に挑む。
サーマンvsロペス
先週の米国・ラスベガスで行われたマニー・パッキャオ(フィリピン)の完勝で幕を下ろした、挑戦者エイドリアン・ブローナー(米国)とのWBA世界ウェルター級正規タイトルマッチ。この王座の上に位置するのがサーマンの持つWBA同級スーパー王座だ。2年前の3月に当時のWBC(世界ボクシング評議会)ウェルター級王者のダニー・ガルシア(米国)を判定で下し王座を統一。しかし右肘の手術や左の拳を痛め戦線離脱し、WBCタイトルは返上となった。一方のロペスは15年3月にアンドレ・ベルト(米国)とのWBA世界ウェルター級暫定王座決定戦に挑むも6回TKO負け。しかし、その後は毎年1試合のペースで戦い3連勝を飾り3度目の世界挑戦となった。暫定時代から合わせて8度目となるWBAタイトル防衛戦となるサーマンが再起戦に臨む。