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英国・マンチェスターのマンチェスター・アリーナで22日(日本時間23日)行われたIBFフェザー級タイトルマッチ。王者ジョシュ・ウォーリントン(英国)に、WBO(世界ボクシング機構)フェザー級暫定王者カール・フランプトン(英国)が挑戦する形で実現した英国人対決。前座では元世界ミドル級王者達が登場。村田諒太(帝拳)と世界タイトルを2度争った、元WBA(世界ボクシング協会)同級王者のアッサン・エンダム(フランス)。前WBO(世界ボクシング機構)同級王者のビリー・ジョー・サンダース(英国)が再起戦を行った。
ウォーリントン判定でフランプトンを撃破!
序盤から打ち合いを見せた英国人対決。初回と2回にウォーリントンが連打でフランプトンをグラつかせて早くも見せ場を作る。フランプトンもこの接近戦に応じて集まった観衆の大声援を呼び起こした。試合は進むにつれてさらに激しさを増し、近距離からの打ち合いが続く中、終了のゴングまでノンストップの大打撃戦となった。ジャッジの判定は116-113が一者、116-112が二者の3-0で王者フランプトンが判定勝利をおさめ初防衛に成功した。今後の統一戦などに注目が集まるウォーリントンの戦績は28戦全勝(6KO)、IBF王座獲得とはならなかったフランプトンは28戦26勝(15KO)2敗となった。
エンダム、判定で復帰戦勝利
昨年10月に日本で村田にタイトルを奪われて以来の復帰戦となるエンダムと、元WBAミドル級暫定王者のマーティン・マレー(英国)の元世界王者対決。マレーの保持するWBCミドル級シルバータイトルがかけられた一戦は、序盤からエンダムがアウトボクシングでペースを掴む。4回にスリップ気味のダウンを奪われるも、最後までマレーのプレッシャーを捌き有効打を打ち込んだエンダム。判定は2-0(117-112、116-112、114-114)としながらも明確な判定勝利。再び世界戦線に絡んできそうなエンダムの戦績は40戦37勝(21KO)3敗、サバイバル戦に敗れたマレーは43戦37勝(17KO)5敗1分となった。
サンダース1年ぶりの試合
今年10月の防衛戦直前にドーピング検査失格で王座が剥奪されて以来、ようやくリングに上がったサンダース。ライトヘビー級10回戦で行われた試合はチャールズ・アダム(ガーナ)を相手に4回終了時棄権TKOで、約1年ぶりの試合を勝利で飾った。トラブル続きも、未だ全勝を守るサンダースの戦績は27戦全勝(13KO)、敗れたアダムは46戦32勝(25KO)14敗となった。