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[海外ニュース]2018.12.17

今週の海外注目試合

 今週の海外注目試合は22日(日本時間23日)に米・英国で行われる世界戦を4試合ピックアップする。米国・ニューヨーク・ブルックリンのバークレイズ・センターで行われるWBC(世界ボクシング評議会)スーパーウェルター級王者ジェメール・チャーロと、WBC世界ミドル級暫定王者ジャモール・チャーロ(ともに米国)の兄弟同時防衛戦。そして英国・ロンドンのO2アリーナで行われるWBC世界フライ級王者クリストファー・ロサレスの2戦連続となる英国での防衛戦。
 さらに英国・マンチェスターのマンチェスター・アリーナで開催されるIBF(国際ボクシング連盟)フェザー級タイトルマッチ。王者ジョシュ・ウォーリントンに、WBO(世界ボクシング機構)フェザー級暫定王者カール・フランプトンが挑む英国人対決に注目する。
チャーロ兄弟、再び揃い踏み
 「PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)」と地上波TV局「FOX」が新たに結んだ4年契約のキックオフ興行となる、双子のチャーロ兄弟のW世界タイトル防衛戦。V4戦となる弟のWBC世界スーパーウェルター級王者ジェメールは、WBC同級5位のトニー・ハリソン(米国)との対戦。しかし兄のWBC世界ミドル級暫定王者ジャモールは、相手が変更になる模様。WBC同級5位ウィリー・モンローJr(米国)を相手に初防衛戦を行う予定であった。しかしモンローJrがVADA(ボランティア・アンチドーピング協会)の尿検査から違反物質が見つかり失格となる流れに。ジャモールの相手はこの日の前座で出場するマット・コロボフ(ロシア)が代役として選ばれている。兄弟が揃って試合を行うのは約2年半ぶり、16年5月のラスベガスでの試合以来となる。
ロサレス、2連続英国防衛戦
 V1戦に続き、英国人相手に防衛戦を行うロサレス。挑戦者はWBC同級13位のチャーリー・エドワーズ(英国)となった。ロサレスの初防衛戦は今年8月、英国・北アイルランドでパディ バーンズ(英国)を相手に4回KO勝利を収めている。対するエドワーズはここまで14戦13勝(6KO)1敗の戦績を残しており、これが世界初挑戦となる。初防衛戦後、減量苦から「もう一度防衛したらクラスを上げようと思う」と明言していたロサレスは、V2果たして2階級目のベルトを狙う。
英国人対決 ウォーリントンvsフランプトン
 英国人対決となるウォーリントンvsフランプトンのIBFフェザー級タイトルマッチ。王者ウォーリントンは5月、4度防衛中の王者リー・セルビー(英国)を地元リーズで2-1の判定で破り新王者となった。対するWBO同級フェザー級暫定王者フランプトンは8月、ルーク・ジャクソン(オーストラリア)に9回TKO勝利し初防衛に成功。試合はウォーリントンが持つIBFタイトルのみがかけられる。この試合の勝者は、来年1月に怪我からの復帰戦を計画する、WBO同級正規王者オスカル・バルデス(米国)との統一戦の話が持ち上がっている。

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