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[海外試合結果]2021.8.15

カシメロvsリゴンドー!WBOバンタム級タイトルマッチ

 米国・カリフォルニア州カーソンのディニティ・ヘルス・スポーツ・パークで14日(日本時間15日)、PBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)がバンタム級ウォーズを開催。
 
 メインイベントに注目のWBO(世界ボクシング機構)バンタム級タイトルマッチ。王者ジョンリエル・カシメロ(31=フィリピン)vs元世界2階級制覇王者ギジェルモ・リゴンドー(40=キューバ)がセットされた。
 
 セミファイナルの元IBF世界バンタム級王者エマニエル・ロドリゲス(29=プエルトリコ)vsWBA同級2位ゲイリー・アントニオ・ラッセル(28=米)のWBA世界バンタム級暫定王座決定戦は、試合直前に挑戦者決定戦になるとアナウンスされる中でゴング。すると試合は予想外の結末を迎えた。
カシメロが2-1判定勝利でV4
 バンタム級ウォーズの大一番は、予想通りカシメロがプレッシャーをかけ、サウスポーのリゴンドーがサークリングでスタート。リゴンドーがカシメロの右フックでダウンしたかに見えた場面、レフェリーはスリップと裁定した。その後は手数が少ないながらもリゴンドーがいつも以上に足を使い、カシメロにフラストレーションを与えた中盤戦。ポイントの行方が読みにくい流れのまま終盤に突入すると、カシメロは空転しながらも、リゴンドーのアウトボクシングに最後まで攻める姿勢を見せて終了のゴング。判定は割れたが117-111、116-112でカシメロ、115-113でリゴンドーと、2-1の判定でカシメロに軍配が上がり4度目の防衛に成功した。

 技術、引き出しの少なさを露呈するも、攻め続け勝ちを拾ったカシメロの戦績は35戦31勝(21KO)4敗。極端にディフェンシブなボクシングを貫き通し敗れたリゴンドーは23戦20勝(13KO)2敗1ノーコンテストとした。
偶然のバッティングにより無判定
 試合直前にWBA世界バンタム級暫定王座決定戦から、WBA世界同級挑戦者決定戦に変更されたラッセルvsロドリゲス戦。試合はいきなり予想だにしない結末を迎えた。初回、開始直後にラッセルが踏み込みから右フックを打ち込もうとしたところ、ロドリゲスの頭と偶然のバッティングとなった。するとロドリゲスがキャンバスに倒れ込み、レフェリーが試合をストップ。試合は無効試合となる突然の幕切れとなった。

 ここまで全勝を続けているラッセルの戦績は19戦全勝(12KO)1無判定。不運が続くロドリゲスは21戦19勝(12KO)2敗1無判定となった。

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