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10月13日(日)、横浜武道館で開催される「Treasure Boxing Promotion 7」のメインイベントに登場するジョンリエル・カシメロ(34=比)が26日、1年ぶりに再来日した。スーパーバンタム級10回戦で行われるサウル・サンチェス(27=米国)との試合は、U-NEXTで生配信される。
フィリピンのセブ島から来日したばかりで、ややお疲れ気味のカシメロだったが、都内のジムで快く取材に応じた。
ノンタイトル戦としては、異例の試合2週間以上前の来日に関して、「夏から秋に季節が変わるので、体を慣らすために早めに来日した」と、サンチェス戦を重要な試合と位置付けていることが伝わってきた。そのサンチェス対策のため、200ラウンド以上のスパーリングを消化してきたカシメロは、記者から「サンチェスは強い選手だがー」と振られると「まあね」と苦笑いしたが、「イージーファイトだ」と言い直した。日本では、軽めの調整をするとし、現在の体重は、127lb(57.6kg)と順調に減量も進んでいる。
※スーパーバンタム級リミットは55.3kg
KO勝ちするので、井上尚弥に見にきて欲しい!
バンタム級時代から、井上尚弥(31=大橋)に秋波を送り続けてきたカシメロだが、対戦への意欲は増すばかりで、「井上に勝って、フィリピンのファンに自分の強さを証明したい」と強い気持ちを伝えた。
試合当日の10月13日(日)は、東京・有明アリーナで、尚弥の弟の拓真(28=大橋)がWBA世界バンタム級防衛戦を迎えることを知らされると、「拓真の試合は夜だから、自分の試合を見にきて欲しい」と猛アピール、「必ずKOで勝つので、見にきて欲しい」と繰り返した。
パワーは自分、スピードは井上尚弥。
バンタム級からスーパーバンタム級に上げた尚弥に関して、カシメロは、「パワーアップしたが、少しスピードが落ちたと思う」と記者の問いに答えたが、自身との比較に関する質問には「スピードは井上の方があると思うが、パワーは自分の方がある」と分析した。
尚弥がフェザー級に上げるなら拓真とやりたい!
2026年には尚弥がフェザー級に上げる可能性があることを聞かされると「とりあえず(自分は)スーパーバンタム級で頑張る」と、フェザー級への転級には消極的で、「その場合は、弟(拓真)と戦いたい。(そのために)バンタム級に落とす」と述べ、自身の強さの証を手に入れるために、貪欲な姿勢を貫いた。