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日本&WBOアジアパシフィック&OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者の福永亮次(35=角海老宝石)が2日、後楽園ホールで開催された「第606回ダイナミックグローブ」のメインイベントで挑戦者の梶颯(24=帝拳)を迎えて防衛戦に臨んだ。
"リトルパッキャオ"のニックネームを持つ福永の強打が炸裂したのか?それとも15戦全勝で初のタイトル戦に挑んだ梶が一気に3本のベルトを巻いたのか?
緊急事態宣言が解除されて最初の後楽園ホールでのタイトル戦は、期待通りの激戦となった。
"リトルパッキャオ"のニックネームを持つ福永の強打が炸裂したのか?それとも15戦全勝で初のタイトル戦に挑んだ梶が一気に3本のベルトを巻いたのか?
緊急事態宣言が解除されて最初の後楽園ホールでのタイトル戦は、期待通りの激戦となった。
福永亮次(角海老宝石)がベルトを死守!
福永が苦しみながらベルトを守った。前半はサウスポー福永が上下に打ち分け見栄えに良さをアピール。梶は左フックで対抗した。5回、梶は右カウンターでグラつかせてチャンスを作った。この日は5ラウンド終了時に1度だけ公開採点が行われ、48-47×2(福永)、48-47×1(梶)と割れた。中盤は、梶が右カウンターから回転力を活かした連打で攻勢。福永はボディ攻撃で食い下がった。採点の振り分けが難しいラウンドが続く中、福永は11〜12回に前に出るとワンツーで顔を弾きポイントを連取。ここが勝負の分かれ目となった。
「強い挑戦者だった」
日本王座2度目、WBOアジアパシフィック3度目、OPBF王座2度目の防衛に成功した福永は「(採点は)負けはないかなと。ドローかなと思った」と話すと、「梶選手は圧力、スピード、回転力全部が良い強い挑戦者だった。コーナーに詰められたが慌てることはなかった。打ち終わりを狙われたがそれでも打ちにいった」と接戦を振り返った。
3冠キープ!
コンビを組む奥村健太トレーナーは「左ボディストレートに右ストレートを合わせられ、苦しい試合となったが、サブセコンドの石原さん(石原雄太トレーナー)からワンツーが当たるとアドバイスをもらい盛り返すことができた。11ラウンドでスタミナを出し切っていくように指示を出した」とチームの勝利を強調した。
「ディフェンス面と攻撃が単調なので変えていかないといけない」と課題を挙げた福永だが「KOは逃したがキャリアを積むことができた」と初の判定勝利にも前向きだった。
世界を目指す!
「どの団体の世界チャンピオンも強いからなぁ」と名前は挙げなかったものの、「チャンスがあれば世界に挑みたい」と飛躍を誓った。
「ディフェンス面と攻撃が単調なので変えていかないといけない」と課題を挙げた福永だが「KOは逃したがキャリアを積むことができた」と初の判定勝利にも前向きだった。
世界を目指す!
「どの団体の世界チャンピオンも強いからなぁ」と名前は挙げなかったものの、「チャンスがあれば世界に挑みたい」と飛躍を誓った。
I世界ランカーの古谷昭男(六島)
この試合を観戦し、電話取材に応じたIBF(国際ボクシング連盟)スーパーフライ級10位の古谷昭男(23=六島)は「見ている感じではドローかなと思った。福永選手は思っていたより爆発しなかったと思う。梶選手はボディをもらう前提でしっかりとガードを固めて打ち終わりを狙っていて作戦がハマっていたように感じた。福永選手は中間距離での前の手の使い方が良かった。ただ、ディフェンスが良くなかった」と感想を語った。
昨年12月に奥本貴之(グリーンツダ)を撃破し世界ランキングに名を連ねた関西のホープは「世界に行く前に僕と戦ってほしい」と挑戦者に名乗りを上げた。
昨年12月に奥本貴之(グリーンツダ)を撃破し世界ランキングに名を連ねた関西のホープは「世界に行く前に僕と戦ってほしい」と挑戦者に名乗りを上げた。
採点表