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[世界戦発表会見]2018.12.5

坂本真宏 応援を力に変えて世界を獲る

 IBF(国際ボクシング連盟)フライ級15位でWBOアジアパシフィック・同級王者の坂本真宏(六島)が5日、在学してる大阪市立大学で次戦の発表会見を行なった。坂本の次戦は12月31日(月)、マカオ・ウィンパレスホテルでIBF世界フライ級王者のモルティ・ムザラネ(南アフリカ)に挑戦することが決まった。ビッグチャンスを手繰り寄せた坂本は「世界チャンピオンを殴り倒す」と勝利を誓った。
 
枝川孝会長
 会見の冒頭、六島ジムの枝川孝会長は「ようやく坂本の世界戦が発表できることになりました。9月くらいから動いて、契約書を相手と交わし、IBFの承認を得てやっと発表できます。試合は、12月31日にマカオのウィンパレスホテルで行われる、井岡選手と京口選手の世界戦に組み込まれます」と試合決定の経緯を説明した。
 「国公立大の学生が世界戦をするのも初めてですし、大阪市立大学のボクシング部も部員の減少から廃部寸前やと聞いているので、ファイトマネーは今のところゼロですが、しっかり練習して勝って、文武両道を証明して活気を取り戻してもらいたい」と坂本の奮闘に期待した。
荒川哲男学長
 大阪市立大学の荒川哲男学長は「この度、本学学生が世界戦をすることになり、大学としても文武両道を目指している伝統もあり、応援していこうと思っています。できたら私もマカオにいきたいと思っています。是が非でも世界を獲ってきて欲しいと思います」と坂本を激励した。
学生服で会見に臨んだ坂本
 緊張した面持ちで会見に臨んだ坂本は「世界挑戦ができることをうれしく思います。まずは六島ジムでないと世界戦はできなかったでしょうし、たくさんの方々の応援があって、実現にこぎつけられたことを感謝しています」と挨拶。
 「僕は、ボクシングを始めた当初は世界チャンピオンになるとかは考えていませんでした。でも、プロになってたくさんの方々に応援してもらう中で、世界チャンピオンになることを夢に持ちました。次の世界戦は、今までの応援を力に変えて世界チャンピオンを殴り倒してきたいと思います」と意気込んだ。
 
武市晃輔トレーナー
 武市晃輔トレーナーは、「最初にこの話を聞いたときは、正直『無理だ』と思いました。相手のキャリアは坂本の3倍ありますし、名のある超一流選手と渡り合ってきています。でも、ボクサーとして世界戦ができるチャンスはそうあるわけではないですし、作戦は言えませんが、勝てる要素もあります。勝ちにいきます」と秘策を示唆した。
大晦日はマカオで3大世界戦が決定

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