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日本Lフライ級挑戦者決定戦、同級1位の堀川謙一(三迫)対同級2位の板垣幸司(広島三栄)、日本Sフェザー級挑戦者決定戦、同級1位の大里拳(大鵬)対同級2位の杉田聖(奈良)の前日計量が11日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。この2試合は過去に対戦経験がありこれがリターンマッチとなる。
現役最多出場の54戦目
堀川と板垣は昨年2月にWBOアジアパシフィック同級王座決定戦で対戦し、この時は堀川が判定勝ちで新王者に就いた。
2度目の日本王座返り咲きを目指す堀川は、リミットちょうどの48.9kgで合格。前回の板垣の試合を見たという堀川は、「自分と戦った時より確実に強くなっている」と宿敵の実力を評価。その上で、「明日は泥臭くてもよいので何が何でも勝ちにいきます」と静かに語った。ジムでスパーリングを見る機会が増え、多くのことを吸収しているというキャリア19年目ベテランは返り討ちを果たしベルトに王手をかける。
2度目の日本王座返り咲きを目指す堀川は、リミットちょうどの48.9kgで合格。前回の板垣の試合を見たという堀川は、「自分と戦った時より確実に強くなっている」と宿敵の実力を評価。その上で、「明日は泥臭くてもよいので何が何でも勝ちにいきます」と静かに語った。ジムでスパーリングを見る機会が増え、多くのことを吸収しているというキャリア19年目ベテランは返り討ちを果たしベルトに王手をかける。
8年ぶりの後楽園ホールでの試合
一方、広島から乗り込んできた板垣は、100gアンダーの48.8kgでパス。減量苦の上、長時間の移動で疲れましたと苦笑いした板垣だが、水分補給すると笑顔を取り戻した。4月に久田哲也(ハラダ)の持つ日本王座に挑戦しアウトボクシングで苦しめたが惜敗。再起戦が挑戦者決定戦となった。板垣は、「前回の試合で負けて引退することも考えたが、チャンスがきたのでもう一度頑張ろうと思った」と復帰を決意。
地元の球団である広島東洋カープがセリーグ3連覇を達成。広島カープにあやかりたいと語った板垣は、「リング上で最高です!と言いたいですね」と拳を握った。
地元の球団である広島東洋カープがセリーグ3連覇を達成。広島カープにあやかりたいと語った板垣は、「リング上で最高です!と言いたいですね」と拳を握った。
左:大里 右:杉田
日本Sフェザー級挑戦者決定戦の前日計量は大里は100gアンダーの58.8kg、杉田は200gアンダーの58.7kgで秤を降りた。両者は昨年12月にグローブを合わせ、激戦の末2-1の判定で大里の手が挙がった。
ジャブの差し合いでは負けない
2度目の日本王座挑戦を目指す大里は、「相手は勝つために必死でくると思うので流されず自分のボクシングをしたい。これに勝てばまたタイトルに挑戦できるのでモチベーションは高い。負けたら次はないと思いながら戦いたい」と語ると、「勝って弟につなげたい」と、12月2日(土)に兵庫県三田市で日本ユース・フェザー級王座決定戦に臨む、2歳年下の登に勝利のバトンを渡す。
願ってもないチャンス
2年ぶりの挑戦者決定戦出場の杉田は、「スパーリングも3〜4回していているので手の内は分かっている。リベンジできる絶好の機会。明日はジャブの差し合いになると思うが、自分が倒すと思う」とKO宣言。3度目の日本王座挑戦を目指す杉田は、「もういい加減に獲らないといけない。そのためにも明日の試合は絶対に負けられない」と鋭い眼光を放った。