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日本ミドル級タイトルマッチの前日計量が2日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、王者の竹迫司登(27=ワールドスポーツ)と同級1位の加藤収二(28=中野サイトウ)が計量に臨んだ。試合は明日3日に後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のメインイベントにセットされている。5ヶ月ぶりに拳を交える2人は決戦に向けて意気込みを口にした。
完璧に仕上がった
これが3度目の防衛戦となる竹迫は200gアンダーの72.3kgでパスした。今年3月の対戦では加藤のテクニックに大苦戦。後半追い上げて引き分けでベルトを死守したが、連続KO記録は10でストップした。前戦を振り返った竹迫は、「パンチに頼りすぎて技術がまったく出なかった。周りに評価されて期待に応えようとパンチが大振りになってしまった。今回は欲を出さずに練習してきたことをしっかりと出したい。そうすれば自然と倒れる」とコメント。
前回は20ラウンドにも満たなかったスパーリングの数を5倍となる100ラウンドに増やし、サウスポー対策も万全だと自信を示した。
前回は20ラウンドにも満たなかったスパーリングの数を5倍となる100ラウンドに増やし、サウスポー対策も万全だと自信を示した。
勝ってさらに上を目指す
先月12日の村田諒太(帝拳)の王座奪還劇をテレビ観戦したという竹迫は、「ダイレクトリマッチで勝った精神力はすごいと思うし見習いたい。(世界は)自分がいずれ目指す場所」と刺激を受けたようだ。 今年3月に挙式を挙げて一家の大黒柱としての自覚が芽生えたという竹迫は麻裕夫人に勝利を捧げることを誓った。
白黒ハッキリつける
一方、挑戦者の加藤も200g下回る72.3kgで秤を降りた。2戦続けてタイトル戦に挑む加藤は、「すぐに竹迫さんと戦いたかったのでジムに感謝している」と話すと、「前回は会長と立てた作戦がハマった。今回も秘策がありますよ」とニヤリと笑った。
今度こそ勝つ!
ジム初のチャンピオンを目指す加藤は、「勝つ自信はある。400人の応援団にベルトを巻く姿を見せたい」と必勝を誓った。