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[試合後談話]2021.10.14

総力戦! 挑戦権を手にしたのは?

 日本スーパーフェザー級挑戦者決定戦が14日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のセミファイナルで行われ、同級1位の中川兼玄(26=三迫)と同級2位の長谷川慎之介(29=ワールドスポーツ)が来年のチャンピオンカーニバル出場を掛けて激戦を繰り広げた。

 王者の坂晃典(29=仲里)への挑戦権を手にしたのは――。
中川兼玄(三迫)が日本王座挑戦権を獲得
 序盤はサウスポー長谷川が左オーバーハンド、右フックを決めて主導権を支配。力みからか中川は動きが硬く被弾する悪い流れとなった。しかし、ジャブから立て直すとボディにパンチを集めてペースを奪い返し、5回に左ボディから右ストレートを振り抜きダウンを奪った。その後は、お互いに懸命にパンチを繰り出し激しい打撃戦に突入。長谷川も意地を見せた。ジャッジに委ねられた採点は中川を支持した。
「スタミナを強化していきたい」
 試合後に電話取材に応じた中川は「序盤は、相手の不規則に飛んでくるストレートをもらってしまった。長谷川選手は気持ちも強かった。ダウンを奪ったのに決めるチャンスを逃してしまった。スタミナ面も含めてダメでした」と勝利にも反省しきりだった。
来年タイトル初挑戦!
 6連勝で来年タイトルに初挑戦する中川は「長谷川選手に勝った結果を素直に喜びたい。ただ、『今のままでは絶対に勝てない』と言われてもおかしくない状況なので、これからさらに精進してベルトを巻きたい」と王座奪取を誓った。

 11戦5勝(3KO)6敗から勝ち上がってきた"下克上男"がチャンピオンの坂に噛みつきにいく!

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