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急きょメインイベントに格上げされたWBOアジアパシフィック・ミニマム級王座決定戦の前日計量が11日、都内で行われた。世界への大きな一歩を踏み出すのは、元OPBF同級王者の小浦翼(E&Jカシアス)か、日本ユース・ライトフライ級王座を返上した重岡優大(ワタナベ)か。計量後にそれぞれ滞在先のホテルでオンライン取材に応じた。
明日開催される「DANGAN245」は「BOXING RAISE」でライブ配信される。
世界への最終関門
両選手が目指すのはこのベルトではない。先に取材に応じた小浦は、明日の試合が1年9ヶ月ぶりの試合だが、スパーリングも90ラウンドを数えるなど、実戦への不安は感じさせなかった。「ワクワクしてます。楽しみです」と現在の心境を語るとパワーとスタミナの強化に自信を示した。
コロナ禍の影響もあって試合間隔は空いたが、その間、昨年7月には長男も誕生。強いお父さんの姿を見せたいところだが、明日対戦する重岡優大の印象を問われると「アマチュア上がりで上手い。気が強そう。でも、(プロとしては)新鋭。こっちもプロの意地とプライドがある。やってやりますよ」と笑顔を見せた。
この試合は世界につながる大一番。「どの団体でもいい世界戦をやりたい」と強い意志を伝えた。会見中には12月に世界挑戦する谷口将隆(ワタナベ)の名前も挙げるなど明日の試合が世界前哨戦に違いないことを肝に銘じた。
一方、スパーリングも普段より多めに消化してきたという重岡優大も「この後のボクシング人生につながる大事な試合。気合いは入っている」とリラックスした様子とは裏腹に明日の試合の重みを口にした。
以前、弟で先にプロ転向した重岡銀次朗(22=ワタナベ)が巻いていたベルトに挑戦することに関しては「弟と競い合ってるわけではない」と全く意識していない。
対戦する小浦の印象を問われたが「リングに上がるとイメージは違うが、日本人らしい気持ちの強い選手だと思う。リングに上がってから、その場勝負」と気合いが入った。
明日は自身初の12回戦の試合だが「余裕です。12ラウンド戦ってみたい。判定でも、意地でも勝ちます。まあ、倒しに行きますけどね」と抱負を語った。