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[電話取材]2020.9.5

小浦翼「ミニマム級も盛り上げたい」

 2月27日に復帰戦を勝利した前OPBF東洋太平洋ミニマム級王者の小浦翼(25=E&Jカシアス)だが、コロナ禍の影響もあり次戦の目途は立っていない。現在、WBC(世界ボクシング評議会)同級8位、IBF(国際ボクシング連盟)同級13位の小浦は、チャンスがきたらすぐに世界の舞台に立つことができる位置にいる。
 1階級上のライトフライ級は、タレントが揃っていて盛り上がりを見せるが、「まずはこの階級で頂点を目指したい」と、転向は考えずミニマム級へのこだわりを口にした。 3日に電話取材に応じた小浦に今後の抱負を聞いた。
強敵と戦いたい
 「基礎練習を中心に全体的な底上げをしている」と、以前に比べてパワーアップを実感していた。「気になる選手は?」という問いに「矢吹選手(矢吹正道/日本ライトフライ級王者=緑)はすごくパンチ力がありそう。一度スパーリングで手を合わせてみたい」。

 「自分と対戦している谷口選手(谷口将隆=ワタナベ)や田中選手(田中教仁=三迫)が先に世界戦をしているので悔しい気持ちがある」と胸の内を明かすと、「自分がずっと主戦場としてきた階級なので、ミニマム級を盛り上げていきたい。日本王座に絡んでいって盛り上げたい。相手は誰でもいいし、逃げる気はさらさらない」と好カードを熱望した。
海外のリングにも上がりたい
 海外のリングにも目を向ける小浦は「この状況なので何とも言えないが」と前置きした上で、「WBO世界1位のジャン・ジニー(30=中国)が気になる。この選手に勝って世界ランキング上位にいけば、文句なしに世界にいくことができる」と今後の青写真を描いた。
小浦翼(25)が復活の狼煙をあげる!
 今月中に同門のOPBF東洋太平洋スーパーライト級王者の内藤律樹(29)らと千葉県での走り込み合宿で下半身の強化に努める。

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