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[試合後談話]2018.12.9

大熱戦! 日本ユース王座戦

 2016年西日本フライ級新人王の那須亮祐(23=グリーンツダ)と2016年中日本バンタム級新人王の中村祐斗(21=市野)が9日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館 第2競技場)で空位の日本ユース・スーパーフライ級王座を争った。
中村が2度目の挑戦で戴冠
 序盤は中村が間合いを詰めてはワンツーから攻め、試合を優位に進めた。那須も終わりに右ストレートを合わせると、4回にこの右で中村の腰を沈めたが、積極的な攻撃でポイントを稼いだ中村が前半終了時の公開採点で38-38×1、39-37×1、40-37×1とリードした。劣勢を挽回したい那須は足を使いながらワンツーを好打し、7回にはワンツーを決めると相手の返しのパンチにも冷静に反応し、見栄えの良さをアピールしたが、中村もベルトへの執念を見せ、打ち合いでは一歩も引かず。このままゴングとなり、ジャッジ2者の支持を得た中村が新チャンピオンに輝いた。
父・中村和弘トレーナーと勝利を喜んだ
 2度目のユース王座挑戦で「やっとベルトを獲った」と安堵の表情を浮かべた中村は、「ボディが効いているのはわかったが、ジャブで捌かれていたから公開採点は厳しいかなと思ったらリードしていた。そこで心に余裕が生まれ狙い過ぎてスタミナを消耗してしまった」と振り返り、反省の弁が口を突いた。
 市野ジム初の王者となった中村は、今後の目標を聞かれ「日本王者を目指していきたい」とステップアップを誓った。
完敗ですと那須
 一方、那須は涙を拭いながら「負けました。完敗です」と潔く負けを認めた。
採点表

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