[試合後談話]2026.6.9
永田大士と小畑武尊が全面衝突! 圧力と技巧が交錯

元OPBF東洋太平洋・WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王者の永田大士(36=三迫)と、元日本ウェルター級暫定王者の小畑武尊(27=ダッシュ東保)が9日、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」のメインイベント、ウェルター級8回戦で対戦した。
元チャンピオンが再浮上をかけた一戦、勝ち上がったのはーー。
サウスポー同士による一戦は、永田が距離を潰して左右を振るのに対し、小畑は左ボディストレートで応戦。2回、小畑はヒッティングで右目上をカット。4回、小畑は左ボディアッパーを突き刺し動きを止めに行くが、5回は永田は持ち前の突破力で押し込んだ。7回、ギアを上げた永田が攻めると、最終8回はお互いの意地がぶつかり合った。ジャッジ2者の支持を得た永田が、今年1月以来の再起戦を飾った。
激戦を制した永田は「連敗を脱出できてホッとしている」と安堵の表情を見せる一方で、「もっと涼しい顔で話したかったが、反省点が多い。まだまだ未熟ですね」と苦笑いを浮かべた。
今回からウェルター級に転級。「フィジカル面では問題なかった。調整も手ごたえを感じている」と語り、「ウェルター級でチャンスを作ってくれたジムに感謝したい」と話した。
三迫貴志会長は「転級初戦で諦めずにここまで来た。勝てたことが成果。調整も上手くいっていたので、この階級が適正だと思う」と評価。「なるべく早くタイトル戦線に絡ませたい」と今後を見据えた。
今回からコンビを組んだ加瀬未佐登トレーナー(27)は「リターンや手数を改善してきたが、練習でやってきたことは1〜2割出せた。明確な形で勝てるように取り組んでいきたい」と課題を口にした。
一方、惜しくも敗れた小畑は「ボディで相手の息が漏れているのが分かったので手応えはあったが、ジャブを打っても、その瞬間にどんどん入ってくる。プレッシャーと気迫がすごかった」と振り返り、「分かってはいたが対処できなかった。あれだけの実績をあのスタイルで作った人なので、そういう強さがあった」と永田を称えた。
右目上のカットについては「バッティングもパンチもどちらもあったが、正確なところは分からない。明らかなバッティングもなかったので、たぶんヒッティングだと思う」と説明。さらに「周りからは『勝っていた』という声もあったが、結果は素直に受け止める」と語った。
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