[公開練習]2026.7.9
寺地拳四朗がスーパーフライ級仕様に進化! 強靭な肉体で世界奪取へ
WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級3位の寺地拳四朗(34=BMB)が8日、都内の三迫ジムで報道陣に練習を公開した。
1年ぶりのリングに上がる拳四朗は、7月20日(月・祝)、両国国技館で開催される「U-NEXT BOXING.6」のセミファイナルで、同級4位のイスラエル・ゴンサレス(29=メキシコ)と空位のWBO王座を争う。
昨年12月、サウジアラビアで予定されていたIBF(国際ボクシング連盟)世界戦は、前日計量後に王者が体調不良で棄権し中止。世界3階級制覇への挑戦は、リングに上がることなく途絶えた。それでも気持ちを切らさず準備を続けた拳四朗に、再び世界3階級制覇のチャンスが巡ってきた。1年間積み重ねてきた進化を、世界戦のリングで証明する。
フライ級時代と比べて腕回りはひと回りたくましくなった。デビュー当時から大阪で継続しているフィジカルトレーニングと自重トレーニングの成果について、拳四朗は「以前より筋力がついて、耐久力が上がった。よりスーパーフライ級にフィットしている」と確かな手応えを口にした。
長年コンビを組む加藤健太トレーナーも「これまでは減量で体が小さくなった状態で大きな選手とスパーリングをして怪我をすることもあったが、激しくぶつかり合っても怪我をしなくなった」と、スーパーフライ級仕様へと進化した肉体に太鼓判を押した。
ベルトを争うゴンサレスは、長年スーパーフライ級のトップ戦線で活躍し、今回が5度目の世界挑戦。ジェシー・ロドリゲス(26=米)やローマン・ゴンサレス(39=ニカラグア)とも拳を交えてきた実力者だ。
加藤トレーナーは「手足が長くてメキシカンっぽくないスタイル。後ろに下がりながら打つ好戦的なアウトボクサー。追い過ぎてもいけないし、バランスが大事」と警戒。拳四朗も「足を止めて打ち合うのは向こうが得意とするところ。あまり打ち合いには付き合いたくない。序盤はしっかりジャブを突いて自分のペースに持っていきたい」と攻略プランを明かした。
公開練習ではシャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ちをそれぞれ1ラウンドずつ披露。ミット打ちではジャブからワンツー、左右アッパーをテンポ良く打ち込み、鋭い打撃音をジム内に響かせ、順調な仕上がりを印象付けた。
計量後のリカバリー食でも注目を集める拳四朗だが、最近は食へのこだわりにも変化があるという。「以前より食に興味が薄くなってきたのかもしれない」と笑うと、「今は自分の中で魚ブーム。鮭か鰤にご飯とみそ汁があれば十分。いや、西京焼きもいいんだよなぁ」と笑顔を見せ、会場を和ませた。
勝てば世界3階級制覇を達成する大一番。拳四朗は「まずは目の前の試合に勝つこと。でも獲ったら王座統一戦くらいしかないかなぁ」と、新王者として描く未来を静かに見据えた。
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