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[試合後会見]2019.10.26

日本ウェルター級挑戦者決定戦は豪快KO決着

 チャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦、日本ウェルター級1位の小原佳太(32=三迫)対同級2位の垂水稔朗(25=協栄)が26日に後楽園ホールで行われた。チャンピオン永野祐樹(帝拳)への挑戦切符を手にしたのは――。
小原がKO勝ち
 垂水がプレスをかけてワンツーを好打し先制攻撃。対する小原は距離を作りながら右ストレートを返し応戦した。2回以降は小原がテンポの良い攻撃で右ストレートを痛打し、世界ランカーの力を見せた。4回、垂水はコーナーに詰めて右ボディーをヒット。しかし、前に出たところに小原の右ストレートを浴びてダウンを喫した。小原は立ち上がった垂水に右ストレートで追撃しキャンバスに沈めた。
イメージ通りの試合だった
 日本王座挑戦権を獲得した小原は、「もっとゴリゴリにインファイトで来ると思っていたが、中間距離で戦ってきたので自信を持って攻めた。相手は作戦を練ってきたなと思ったが、あの真面目さでは僕には勝てない」と胸を張った。
 来年のチャンピオンカーニバル出場を決めた小原は、「(永野選手は)左ストレートが強くそれに自信を持って磨いている選手。だが、勝つのは最低限のノルマで、次の試合も勝って世界ランカーと戦いたい」と抱負を口にした。
キャリアの差を感じた
 一方、実力差を痛感したという垂水は、「ポイントを持っていかれていると思い、前に出たところを右で倒された。良い準備ができ試合に臨めたが、シンプルに小原さんが強かった。スパーリングと実戦で、こうもパンチに違いがあるんだと試合中に感じてしまった。完敗です」と素直に負けを認めた。
永野祐樹(帝拳)
 この試合を観戦した日本同級王者の永野は、「小原さんが安定感があり強かった。ただ、危ない場面もあったので、ついていけるかなと思った」と感想を口にした。
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