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都内のホテルで開催中のWBO(世界ボクシング機構)総会のため初来日したスーパースター、ワシル・ロマチェンコ(31=ウクライナ)が5日、日本のメディアの囲み取材に応じた。ロマチェンコは現在、WBO、WBA(世界ボクシング協会)、WBC(世界ボクシング評議会)の主要3団体でライト級の世界王座に就いている。
※WBAとWBOはスーパーチャンピオン
WBSS(ワールドボクシングスーパーシリーズ)トーナメントを制してアリ杯を獲得し、バンタム級最強の称号を得た井上尚弥(26=大橋)と同様に、ライト級にはロマチェンコを狙う猛者達が名を連ねている。今後の対戦相手の候補として、フロイド・メイウェザーJr.(米国)の秘蔵っ子で22戦全勝(21KO)のジャーボンタ・デイビス(25=米国)や14戦全勝(11KO)のテオフィモ・ロペス(23=米国)の名前を挙げた。
WBAスーパーフェザー級世界王座に就いていたデイビスは12月28日(日本時間29日)にユリオルキス・ガンボア(キューバ)とWBA世界ライト級王座決定戦を米国ジョージア州アトランタで行う。
ロペスはIBF(国際ボクシング連盟)ライト級王者リチャード・コミー(32=ガーナ)に今月14日に挑戦するが、ロマチェンコはこの試合をコミーが優勢と予想した。
ロマチェンコは、顔が小さく小柄な印象を受けたが、肩から下の骨格は大きくスターのオーラがあった。対戦に興味があるとして名前を挙げたのは、どちらも全勝中の選手。これは、世界戦だったとはいえ、唯一ではあるがプロデビュー2戦目で黒星を喫したことと関係があるのかもしれない。
日本人の試合もよく見るというロマチェンコが最初に挙げたのは、自身と同じオリンピック金メダリストで世界チャンピオンの村田諒太(33=帝拳)。「パンチが強くて僕好みの選手」とリスペクトした。ミドル級にはゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)やサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)など注目選手も多い階級だが、日本が誇るWBA正規王者との対戦予想を聞かれると「ボクシングなので、結果はどうなるか分からない」としつつもハイレベルな戦いになることを示唆した。
井上尚弥(26=大橋)とノニト・ドネア(37=比/米)の試合はハイライトで見たというロマチェンコは「早く倒す選手と聞いている」とモンスターについて語った。