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[試合後談話]2023.4.26

日本ミニマム級新王者が決定!

 日本ミニマム級王座決定戦、同級1位の高田勇仁(24=ライオンズ)対2位の長谷部守里(27=三迫)が26日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル.99」で行われた。

 両者は、4回戦時代に対戦し長谷部が4回TKO勝ちしている。7年後にベルトを懸けて争った一戦。新チャンピオンに輝いたのはーー。
新チャンピオン高田勇仁(ライオンズ)

 試合を決めたのは、左フックからの連打。7年越しのリベンジを果たした高田が、創設38年目のライオンズジム初の日本チャンピオンに輝いた。6R 2分 59秒 TKO決着に後楽園ホールが揺れた。

創立38年のライオンズジムに日本王者誕生!

 笑顔で控え室に戻った高田は「タイトルマッチということで、プレッシャーで力んでいて、足の動きも硬かったが、会長やトレーナー、セコンド、そして会場の声援が力になって、2ラウンドあたりから力が抜けて戦えた。長谷部選手は上手いので、自分が思っていたような展開には簡単にいかなかったが、気持ちでは負けないようにした。途中からパンチも的確に当てることができた。3年間なかなか勝ち越せなくて、そこでファイトスタイルを変えて勝ちをつけてから自信になった。日本王者になって最高です!これからOPBFや世界を目指していきたい」と伝統のベルトを肩に掛けて、ホッと一息ついた。

 古山哲夫会長は「ジム創設38年目のチャンピオン誕生は夢みたい。ほっぺたつねってみて本当だと思った。高田はチャンピオンになれる選手だと思っていた。大きなチャンスをものにしてくれた。これからはしっかり防衛するために倍以上練習して、もっと強くてなっていってほしい」とライオンズジムの初代日本チャンピオンを笑顔で労った。

長谷部守里(三迫)
 控え室に戻った長谷部は「練習してきたことは出せたので悔いはない。ストップは早いかと思ったが全て自分が悪い。良くも悪くも練習してきたことが出た」と言葉少なめにサバサバと答えた。
前WBO世界ミニマム級王者 谷口将隆(ワタナベ)
 試合を生観戦した前WBO世界ミニマム級チャンピオン谷口将隆(29=ワタナベ)は、「長谷部選手は遠い距離から探りながら戦ってたのに対して、高田は、ボディも打っていたし、早い段階で倒されないと思って踏み込めたと思う。ロングに徹してた長谷部選手が近い距離の戦い方の準備が足りなかった。 10ラウンド戦うつもりで、ショートレンジの攻撃のバリエーションがもう少し出せていれば、違った展開にもなったと思う」と両選手の健闘を称えた。
仲島辰郎(平仲)
   試合を観戦した同級3位の仲島辰郎(28=平仲)は「高田選手、チャンピオンおめでとうごさいます。動きがシャープで力みもなくとても良い動きでした。次は自分が狙いにいくので待っていてください。今日は(同じ沖縄出身の)仲里選手もベルトを獲り、とても良い試合を見せてもらいました。僕も続きます」と感想を語った。

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