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元日本ランカーの粕谷雄一郎(25=角海老宝石)が10日、自身のSNSで引退を発表した。2014年1月にデビューした粕谷は、全勝でその年の全日本新人王に輝き、現役高校生ボクサーとして話題となった。
その後は、勝っても負けても観客を沸かせる激闘で、記憶に残るボクサーだった。今年3月に行われたジロリアン陸(フラッシュ赤羽)との一戦が最後の試合となった。
電話取材に応じた粕谷は、「ボクシングは俺の青春でした。最高でした」と思いの丈を語った。
その後は、勝っても負けても観客を沸かせる激闘で、記憶に残るボクサーだった。今年3月に行われたジロリアン陸(フラッシュ赤羽)との一戦が最後の試合となった。
電話取材に応じた粕谷は、「ボクシングは俺の青春でした。最高でした」と思いの丈を語った。
ジロリアン陸(F赤羽)戦がラストファイト
「スパーリングで以前よりパンチをもらうようになり、反応が鈍くなっているのを感じていた。ジロリアン陸選手に勝ったら、タイトルマッチができると思っていたので、そこを目標にやってきたが、あのような結果(5回TKO負け)になったので、ここで終わりだなと思った。冷静に考えた結果です」と、グローブを吊るす決意を固めた。
次のステージに向けて修行していく
「自分で決めたことなので、スッキリしている」という粕谷。次にやりたいことが決まっているようで「ゆくゆくは、フィットネスジムを持ちたい」と語った。「トレーニングをすることは大好きなので、鍛えながらいろいろと勉強していく。次に向けて切り替えている」と、今後はジムオープンに向けて修行をしていく。
2014年東日本新人王決勝戦
「やっぱり新人王決勝戦じゃないですかね」。粕谷は、2014年11月の東日本新人王決勝戦をベストバウトに挙げた。「内容はダメでしたが、盛り上げたので良かったかなと。自分の殴り合いのスタイルを見せることができた」と振り返った。
穎川裕(RK蒲田→引退)との一戦は、初回にダウンを喫したが、3回と4回に立て続けにダウンを奪い返すと、最後まで壮絶な打撃戦を繰り広げ、超満員の後楽園ホールを熱狂させた。この試合で、粕谷は東日本新人王MVPを獲得した。
穎川裕(RK蒲田→引退)との一戦は、初回にダウンを喫したが、3回と4回に立て続けにダウンを奪い返すと、最後まで壮絶な打撃戦を繰り広げ、超満員の後楽園ホールを熱狂させた。この試合で、粕谷は東日本新人王MVPを獲得した。
「最高の環境で練習ができた」
角海老宝石ジムに移籍してからも、試行錯誤しながら強さを追い求めている姿を何度も見かけた。「殴り合いのスタイルを残しつつ、強さに磨きをかけたが、ダメージが溜まるので…、仕方がないですね」と話すと、「最高の環境で、最高の仲間と練習できて楽しかった。大好きなジムです」と所属ジムに感謝した。
粕谷選手、お疲れさまでした
粕谷は最後に、「引退しますが、ずっと気持ちはボクサーだし、ファイター。ボクシングを通じて学んだことを活かして、次の人生も頑張ります。また、第二の粕谷雄一郎に注目してください」とボクモバユーザーにメッセージを伝えた。
生涯戦績:21戦14勝(4KO)5敗2分
粕谷のことは新人王時代から知っているが、ファイトスタイル同様、実に真っすぐで礼儀正しい選手だった。タイトル戦には縁がなかったが、戦ってきた相手は強豪ばかりで胸を張れるものだ。叩き上げで17歳でデビューしてから8年5ヶ月。激闘戦士がリングに別れを告げる。
生涯戦績:21戦14勝(4KO)5敗2分
粕谷のことは新人王時代から知っているが、ファイトスタイル同様、実に真っすぐで礼儀正しい選手だった。タイトル戦には縁がなかったが、戦ってきた相手は強豪ばかりで胸を張れるものだ。叩き上げで17歳でデビューしてから8年5ヶ月。激闘戦士がリングに別れを告げる。