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[試合後談話]2024.7.28

滋賀で開催された3150FIGHT。アンダーカードも大盛り上がり!

 7月28日(日)、滋賀ダイハツアリーナで開催中の「3150 FIGHT vol.9」。アンダーカードから盛り上がり、この日集まった3000人の観客はボクシングをたっぷりと楽しんだ。

 アマチュア35戦26勝9敗を経て、今年3月にプロデビューした森脇龍星(20=KWORLD3)は52.8kg契約6回戦でリム・シーブラム(23=カンボジア)と対戦した。
「強い相手と戦っていきたい」
 森脇はスタートから積極的にジャブを散らすとスイッチで錯乱してくるシーブラムをジワリと追い詰めた。3回、森脇は左ボディを起点にアッパーからパンチをまとめてダウンを先取。最後は連打でキャンバスに沈めた。

「3ラウンドに倒しに行った」 

見事なKO勝ちを飾った森脇は、「しっかりと組み立てていこうと思ったが、相手が距離に入ってこなかったから3ラウンドが始まる前にセコンドから倒しに行こうと指示が出た。作戦とは違うやり方だったがKOできて良かった」と笑顔が弾けた。

 今回の勝利でA級昇格を決めた。今後の目標を聞かれた森脇は「1年以内にタイトルを獲りたい。チャンスがあればユース王座も狙っていきたい」と抱負を語った。
滋賀県出身の中川抹茶(S根本)が完勝!
 WBOアジアパシフィック・フェザー級10位の中川抹茶(30=スパイダー根本)は、元OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者のペテ・アポリナル(29=比)と拳を交えた。サウスポー中川は、アポリナルの強打を冷静に応対すると5回にリターンの左でダウンを演出。その後もペースを維持して完勝した。
「滋賀で試合ができてうれしい」
 難敵を撃破した中川は、「相手はハードパンチャーで警戒しながら、丁寧に戦うことを心掛けた。これまで後楽園ホールでしか戦ったことがなかったが、(出身地の)滋賀で試合ができてうれしかった。ボクシングは最高ですね!」と満面の笑みを浮かべた。
岩ア圭祐(オール)が接戦を制した
 日本スーパーフライ級12位の岩ア圭祐(29=オール)は、スーパーフライ級8回戦で森野大地(31=フュチュール)と拳を交えた。前後の動きを意識しながらテンポの良い攻撃を見せた岩アだが、4回にサウスポー森野の左ストレートを浴びてダウン。その後は一進一退の攻防を繰り広げる中、最終8回に距離を詰めて攻勢。ジャッジ2者の支持を得て勝利した。
「家族に良い報告ができる」
 連敗脱出に成功した岩アは、「セコンドから最終ラウンドを取ったら勝てると指示が出て前に出た。ダウンは効いた。スカッとKOで勝ちたかったので悔しいのとうれしいのが半々。8月22日に女の子が誕生したので良い報告ができる」と試合の感想を語った。

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