[試合後談話]2026.3.27
斉藤司がラストファイト。18年の集大成リング

元日本ライト級7位の斉藤司(35=一力)が27日、後楽園ホールで開催された「ファイティングビー.39」スーパーライト級6回戦で山口拓也(40=ワールド日立)と対戦。
18年に及ぶボクシングキャリアの集大成としてリングに上がり、最後の戦いに臨んだ。
初回から斉藤がジャブから組み立てると、ワンツーをヒット。前進しながら左右フックを繰り出す山口に対し、右アッパーから左ボディにつなげた。3回、斉藤は手数を増やして攻勢をかけたところで、レフェリーが割って入った。リング上で歓喜の涙を流し、ラストファイトを締めくくった。
試合後には引退式が行われた。マイクを握った斉藤は「引退試合を受けてくださった山口選手、ありがとうございました」と対戦相手に感謝を述べ、「こんな自分を拾ってくれて、試合を組んでくださった小林一会長に感謝している。長い間、ボクシングができなかった時も、皆さんが味方でいてくれたおかげです」と、支えてくれた人々への思いを語った。
さらに「ボクシングは今日で引退します。これからは人の役に立てる人間になりたい。ボクシングを教えることで、子どもたちや悩みを抱えている大人の力になれるジムを作りたい。斉藤司のストーリーは続くので見ていてください。ボクシング最高!」と力強く宣言。最後は10カウントゴングが鳴らされ、会場は温かい拍手に包まれた。
試合後の取材では「緊張した。29戦目だが3戦目くらいの気持ちだった。今日は誰よりも早く会場入りして、誰もいないリングでアップした。まるでデビュー戦のような気持ちだった」と胸中を明かし、「相手がパンチを振ってくる選手だったので、よく練習し研究してきた」と振り返った。
思い出の一戦には、2008年11月の東日本新人王決勝戦を挙げた。「試合直前に父が亡くなった知らせを受けたが、気持ちを切り替えて臨んだ試合で1ラウンドKO勝ち。MVPをもらったのが印象に残っている」と語った。
最後に「ボクシングをやって良かったか」と問われると、「複雑な家庭環境でいろいろあったが、ボクシングのおかげで胸を張って生きてこられた。自分を大人にしてくれた」と感謝を口にした。
18年の現役生活に幕を下ろした斉藤。リングを離れても、その歩みはこれからも続いていく。
シェアする
LINEで送る
// google adsence
if(empty($_SESSION['login'])){
//echo $googleAdsense_multiplex;
//echo $googleAdsense_infeed;
}
?>