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前日本フェザー級王者の佐川遼(28=三迫)と元WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級王者の久保隼(32=真正)が11日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。
両者は、明日の12日(火)に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のメインイベント、フェザー級8回戦で激突する。
両者は、明日の12日(火)に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のメインイベント、フェザー級8回戦で激突する。
「サウスポーは得意」
昨年2月に丸田陽七太(森岡)に敗れて以来、これが再起2戦目の佐川はフェザー級リミットちょうどの57.1sでクリア。「元世界王者に勝てばステップアップできる。自分にとって大きな成長につながる」と、久保との一戦にモチベーションを上げている。
「独特なタイミングの左ストレートと、距離感を狂わせるジャブに気をつけたい」と久保のテクニックを警戒。その上で「距離を支配したら徐々にペースを握れると思う」とプロ入り後、対サウスポーには6戦全勝(2KO)のサウスポーキラーは勝利に自信を示した。
「独特なタイミングの左ストレートと、距離感を狂わせるジャブに気をつけたい」と久保のテクニックを警戒。その上で「距離を支配したら徐々にペースを握れると思う」とプロ入り後、対サウスポーには6戦全勝(2KO)のサウスポーキラーは勝利に自信を示した。
「勝ってステップアップする」
4月9日(土)には、同門で東京農業大学ボクシング部出身の先輩の吉野修一郎(30)が元世界王者の伊藤雅雪(31=横浜光)を撃破した。Amazon Prime Videoで視聴していたという佐川は「前半からペースを握っていた。吉野さんがつなげてくれたので、自分も勝って後に続く三迫ジムの選手につなげたい」と意気込んだ。
プロ入り後初の後楽園ホール
一方、拳を交える久保は100gアンダーの57.0sで秤を降りた。キャリア18戦目で初の後楽園ホールのリングに上がる久保は、「試合の場所は特に気にならない」と意に介さなかったが、「他の選手が試合を終えて控室に戻ってくるのを見ると、早く終わりたい気持ちになるのでメインはちょっと…」と、メインイベントでの試合に苦笑いを浮かべた。
「近い距離での戦いになる」
久保は「佐川選手の方が持っている武器が多い。その中でどれだけ自分が持っている武器を出すことができるか。思っているより近い距離での戦いになると思う」と語った。