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前WBA(世界ボクシング協会)世界ミドル級スーパー王者の村田諒太(37=帝拳)が25日、都内で第13回日本スポーツ学会大賞受賞記念講演を行った。
日本スポーツ学会大賞とは、日本スポーツ学会独自の視点・観点によって、日本のスポーツ界へ貢献された個人・団体を表彰する制度のことで、2022年度は、帝拳ジムと村田諒太が受賞した。表彰式には帝拳ジム浜田剛史代表も出席した。
数々の名選手達を輩出してきた帝拳ジムは、あらゆる面からボクシングの魅力を伝えてきた。特記すべきは、昨年開催されたミドル級のWBAスーパー・IBF2団体王座統一戦とバンタム級世界4団体統一戦。これらの興行は、国内だけに留まらず、世界中のボクシングファンの記憶に残るイベントとなった。あの日の感動と興奮は、昨日のことのように思い出される。
2012年に開催されたロンドン五輪のボクシング競技男子ミドル級で、金メダルを獲得した村田は、プロ転向後も世界王者に輝き、日本人としては初めて、アマチュアとプロの両方の世界で頂点に立った。
ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とのビッグマッチから9ヶ月が経過。去就について「現実的に、続けることは考えられない。しかし、自分だけで結論を出せるものでもない。必要とされるのであれば、そこに応えることはできる。人間なので求められたらうれしいが、自分からそこに求めていくことはない」と現在の複雑な心境を語った。
日本スポーツ学会大賞とは、日本スポーツ学会独自の視点・観点によって、日本のスポーツ界へ貢献された個人・団体を表彰する制度のことで、2022年度は、帝拳ジムと村田諒太が受賞した。表彰式には帝拳ジム浜田剛史代表も出席した。
数々の名選手達を輩出してきた帝拳ジムは、あらゆる面からボクシングの魅力を伝えてきた。特記すべきは、昨年開催されたミドル級のWBAスーパー・IBF2団体王座統一戦とバンタム級世界4団体統一戦。これらの興行は、国内だけに留まらず、世界中のボクシングファンの記憶に残るイベントとなった。あの日の感動と興奮は、昨日のことのように思い出される。
2012年に開催されたロンドン五輪のボクシング競技男子ミドル級で、金メダルを獲得した村田は、プロ転向後も世界王者に輝き、日本人としては初めて、アマチュアとプロの両方の世界で頂点に立った。
ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とのビッグマッチから9ヶ月が経過。去就について「現実的に、続けることは考えられない。しかし、自分だけで結論を出せるものでもない。必要とされるのであれば、そこに応えることはできる。人間なので求められたらうれしいが、自分からそこに求めていくことはない」と現在の複雑な心境を語った。
日本スポーツ学会大賞を受賞
表彰式後にマイクを握った浜田代表は、「このような賞をいただき、本当にうれしく思う。選手を育てることは時間がかかることだが、また、この壇上に立ちたくなった。次から次にチャンピオンを育てていきたい。今後とも期待していてください」と挨拶した。
アスリートのセカンドキャリアを熱弁
村田は「村田諒太の過去・現在・未来」というテーマについて熱く語った後、日本スポーツ学会の代表理事を務める長田渚左氏と、アスリートのセカンドキャリアのあり方について、意見交換した。
「幼い頃からの夢がかなってしまい、『(現役引退後に)情熱をもう一度持て』と言われても難しい。アドレナリンが出ないし、能力が発揮できないのが一番の原因。事前の知識がないままに社会に放り出されるから、スポーツをやっていた時のように熱くなれない。リアルな事実をJISS(国立スポーツ科学センター)やNTC(ナショナルトレーニングセンター)で合宿している子どもたちに教えてあげないと。夢を追いかけろというばかりで、着地がない」と、セカンドキャリアと向き合ったトップアスリートの気持ちを代弁した。
世界の頂点を見てきた男の今後の決断を見守るしかない。
「幼い頃からの夢がかなってしまい、『(現役引退後に)情熱をもう一度持て』と言われても難しい。アドレナリンが出ないし、能力が発揮できないのが一番の原因。事前の知識がないままに社会に放り出されるから、スポーツをやっていた時のように熱くなれない。リアルな事実をJISS(国立スポーツ科学センター)やNTC(ナショナルトレーニングセンター)で合宿している子どもたちに教えてあげないと。夢を追いかけろというばかりで、着地がない」と、セカンドキャリアと向き合ったトップアスリートの気持ちを代弁した。
世界の頂点を見てきた男の今後の決断を見守るしかない。