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日本スーパーフェザー級王者の末吉大(28=帝拳)と挑戦者で同級1位の大里拳(24=大鵬)が3日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。試合は明日4日に後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のメインイベントで行われる。両者ともスーパーフェザー級リミットを100g下回る58.8kgでパスすると、決戦に向けて静かに闘志を燃やした。
前回より差をつける
計量前の取材に応じた末吉は、「これまでで一番良い。最高の状態です」と仕上がりの良さをアピール。大里とはリターンマッチとなるが、「初めての相手だと思い全力で戦うだけ。圧倒して実力を見せる」と4度目の防衛に気を吐いた。
スパーリングを重ねて距離がハマってきた
今回の試合に向けて同門で世界3階級制覇王者のホルヘ・リナレス(33)と6ラウンドの実戦練習を行ったことを明かした末吉は、「久しぶりにスパーしたが、プレッシャーがキツくてスピードがあった」と話すと、「良い経験になったし、自信につながった。極秘だがホルヘからアドバイスも受けた」と返り討ちに自信を示した。
どう当てるかがポイント
対し、昨年2月の雪辱を誓う大里は、「前回は相手の距離感、ディフェンスの上手さを思い知らされた。ダウンを取っただけで完敗だった」とチャンピオンの強さを認めた上で、「簡単には当てさせてくれないが、しっかり腰が入ったパンチを打ち込むことができれば倒せる。左を当ててリズムを掴みたい」と意気込んだ。
チャンピオンを目指してここまでやってきた
昨年10月の挑戦者決定戦を勝ち上がり、再びタイトルに挑戦する大里は、「明日は絶対に勝つ。ベルトを獲らないと意味がない」とコメント。70人の応援団を背に戦う大里はベルトを大阪に持ち帰ると語った。