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日本Sフェザー級挑戦者決定戦が12日に後楽園ホールで行われ、同級1位の大里拳(24=大鵬)と同級2位の杉田聖(28=奈良)が激しいペース争いを繰り広げた。距離を支配し、日本王座戦へコマを進めたのは――。
大里が返り討ちに成功
左の差し合いで譲らなかったが、まずは杉田がワンツーで仕掛けた。大里は3回から思い切りの良い右を放つと、これが効いたのか杉田は前に出ることができなくなった。ペースを握った大里は右ストレート、左フックで攻め立てると、右目上を切り裂きポイントを加点。後半も大里が見栄えの良いボクシングで攻勢をアピールした。
倒したかった
2度目の日本タイトル挑戦権をゲットした大里は、「昨日の計量時に杉田選手がKO宣言をしていたので、こちらも負けられなかった。前回より押し込まれなければ絶対負けないと言われ、ジャブで突き離そうと心掛けた。3ラウンドから右を多用したのはセコンドからの指示です」と快勝に声を弾ませた。
チャンピオン末吉大(帝拳)へのリベンジを誓う大里は、「あの独特の距離感は対戦した者にしかわからないので、次戦までに成長して自信を作って挑みたい」と強く拳を握りしめた。
チャンピオン末吉大(帝拳)へのリベンジを誓う大里は、「あの独特の距離感は対戦した者にしかわからないので、次戦までに成長して自信を作って挑みたい」と強く拳を握りしめた。
途中から覚えていないと杉田
一方、敗れた杉田は、「試合の途中から記憶がない。多分3ラウンドあたりから覚えていない。ジャブを丁寧に突いて先手を仕掛けようというプランだった。効いたのは左フックだったかと思う」と言葉少なに試合を振り返った。
採点表