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[立ち話]2021.12.2

大里登「兄の活躍に負けない!」

 日本フェザー級7位の大里登(26=大鵬)は、12日(日)に大阪・天満橋エルシアターで開催される「第69回CHAMPIONS ROAD」のメインイベント、フェザー級8回戦でデカナルド闘凜生(25=六島)と対戦する。

 兄で日本スーパーフェザー級2位の大里拳(27)の背中を追いかけ、ボクシングを始めた登は、兄と同じ日にデビューした。勝ち負けを繰り返しながらキャリアを重ねてランキング入りを果たし、現在3連勝中と絶好調だ。

 「メインとセミファイナルは、大鵬ジムと六島ジムの対抗戦なので負けるわけにはいかない」と自主興行初のメインイベンターに闘志を燃やしていた。
兄弟でチャンピオンを目指す
 9月26日(日)には兄の拳が4回TKO勝ちで日本ランカーの力を示した。目の前で兄の活躍を見た大里は「倒す姿を見て刺激を受けた」。

 5人兄弟の末っ子の大里は、小学5年でボクシングを始めて、アマチュアを経験せずにプロ入りした。1歳年上の拳とは職場も同じで切磋琢磨している。

 目指すのは兄弟でのチャンピオンだ。「兄を意識しているし兄の活躍に負けるわけにはいかない」と次戦を勝利し、2022年の飛躍に繋げる。
相手の強さを警戒した
 デカナルドとは、ちょっとした縁がある。高校卒業後に大阪を中心に17店舗を展開している串カツ「だるま」に勤務。デカナルドは違う店舗で働いているが、「話したことはないがヘルプで入った時に一緒に働いた」こともあるという。

 映像はあまり見ていないというが「ガンガン前に出てくるタイプ。強い選手がたくさんいる六島ジムの選手なので何かしらの策は練ってくるはず」と警戒した。
長身を活かして戦う
 大里は、179pの長身を活かしたロングレンジでの攻防を得意とする。バンタム級のリングにも上がっていたというが「昔は細かったが、しっかりと体を作った」とフェザー級で頂点を目指す。
「家族に勝利を届ける」
 「子どもが生まれたことで、より一層勝ちたい気持ちが増した」と1歳の長男、律稀君に勝利を届ける。「僕の試合でない時に勘違いして『パパ―!』と応援するが自分の試合の時は寝ているみたいなので(笑)、眠くならないような試合を見せる」と拳を握りしめた。

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