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日本Sフライ級1位のユータ松尾(29ワールド=スポーツ)と同級2位のレイ・オライス(34=FLARE山上)が12日、後楽園ホールで来年のチャンピオンカーニバル出場をかけて激戦を繰り広げた。
故・高橋美徳国際ジム会長に勝利を報告
序盤はガードを固めてジリジリと距離を詰める松尾にサウスポーのレイがジャブを飛ばした。松尾は3回あたりから圧力を強めると、4回に左フックで先制のダウン、さらに打ち合いの中で右アッパーを決めて2度目のダウンを演出。松尾の勝利が濃厚となったが、レイの左アッパーが炸裂すると松尾は大きくバランスを崩した。しかし、松尾はこのラウンドに立て直しを図ると右ストレートを振り抜きフィニッシュした。
左ボディと右ストレートは手応えがあった
3度目のダウンを奪い勝ち抜いた松尾は、 「相手はパンチがある選手なので、最初は用心してガードを固め、プレッシャーをかけていく作戦だった。途中にもらった左アッパーは少し効いた」と白い歯を見せた。来年、2度目の日本王座挑戦となるが、「必ずベルトを獲りたい」とベルトへの思いを語った。
相手は強かった
一方、10カウントを聞いたレイは、「相手はガードが固かったのでジャブからタイミングを測ってボディを出す作戦だった。プラン通りにできたが、最後の右ストレートでカットしてしまい試合が終わってしまった。また頑張ります」と再起を誓った。
採点表