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岡山のホープ、日本フライ級5位のユーリ阿久井政悟(23=倉敷守安)が10月1日から上京しスパーリング合宿を行っている。4日はFLARE山上ジムで日本Sバンタム級王者の和氣慎吾(31)と日本Sフライ級2位のレイ・オライス(34)と6ラウンドの実戦練習を敢行した。阿久井は25日にサントピア岡山総社で、WBA世界フライ級11位のジェイセバー・アブシード(比)と対戦する。また、阿久井に胸を貸したレイは12日に後楽園ホールで開催される「チャンピオンカーニバル挑戦者決定戦」で同級1位のユータ松尾(ワールドスポーツ)と拳を交える。
阿久井が果敢に攻めた
阿久井とレイによる4ラウンドのスパーリングでは、阿久井がプレスをかけて右を合わせると、ロープに詰めて連打で攻勢。守備に回る時間が多かったレイだが、3回から左ボディストレートからワンツーで反撃した。阿久井の攻撃が目立ったが、ラウンド間に首をかしげる場面も見受けられた。
和氣がレッスンした
続いて3階級上の国内王者の和氣とグローブを合わせた阿久井は、スピードのあるジャブからボディへの連打を浴びるが、強気に打ち返した。懐の深い和氣になかなか飛び込めず終了した。
とにかく必死だった
タイプの違うサウスポーとのスパーリングを終えた阿久井は、「距離を意識して戦ったのだが、レイさんには距離を取られ、全然パンチが当たらなかった。打つタイミングがバレていた。焦ってワンパターンになってしまった。自分が考えていた感じにならなかった」と首をかしげた理由を説明。「自分はプレッシャーをかけるばかりなので、相手が打てる位置にいないことをアドバイスされたので、探りながらやってみた」と話した。
阿久井と同郷の和氣慎吾
阿久井とのスパーは2回目だったという同郷の和氣は、「前回アドバイスをさせてもらったのだが、距離の取り方が上手くなっていてやりずらかった。右ストレートが無駄のない動きでスパッと入ってくるので良い武器になる」と褒め、「自分の欠点も見えたので良い練習にもなりました」と収穫を口にした。
レイも必勝宣言
続いてレイは「(阿久井は)右ストレートが強くコンビネーションが多彩」とコメント。決戦まで残り1週間だが「良いコンディションなので必ず勝つ! 負けたら意味がないからネ」と笑顔を見せた。