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日本スーパーウェルター級王者の松永宏信(34=横浜光)と元日本ウェルター級王者の矢田良太(32=グリーンツダ)が25日、後楽園ホールで開催された「A-SIGN BOXING&大和魂」のメインイベント、70.4s契約8回戦で激突した。
スーパーウェルター級で向かうところ敵なしの松永が勝利したのか?それともこの試合を「ラストチャレンジ」として臨んだ矢田が有終の美を飾ったのか――。
スーパーウェルター級で向かうところ敵なしの松永が勝利したのか?それともこの試合を「ラストチャレンジ」として臨んだ矢田が有終の美を飾ったのか――。
松永宏信(横浜光)が仕留めた
サウスポー松永が現役王者の貫禄を見せつける形となった。初回から重厚なプレスからワンツーを決めてペースを掌握。矢田は右オーバーハンドで応戦するが、ロープを背負い守勢を強いられた。松永はワンツー、右ボディ、右アッパーと多彩な攻撃を披露。着実にダメージを与えると、6回にコーナーに詰めて連打を浴びせてレフェリーストップに持ち込んだ。
日本王座を返上する意向を示した
試合後に囲み取材に応じた松永は「なかなか芯に当てさせてくれず、相手はタフだった。最後は自分の殻を破りたかったので、スタミナが切れてもいいのでラッシュした。試合前は本当に緊張したが勝ててホッとしている」と安堵の表情を浮かべた。
松永は試合後、3度防衛した日本王座を返上する意向を示した。
松永は試合後、3度防衛した日本王座を返上する意向を示した。
「海外で勝負していく」
今年の8月にメキシコ遠征した松永は、今後は海外での試合を重ねてステップアップを図る。石井会長によると来年の春にWBC地域王座のタイトルマッチが内定しているという。石井会長は「相手に前に出させない作戦を立てていたので、本人が言うより悪くなかったと思う」と愛弟子の快勝に合格点を与えた。
さらに上を目指す
松永は「この試合に勝って王座を返上することを決めていた。これからは海外に戦いの場を求めていきたい。場数を踏みながら結果を出していきたい」と抱負を語った。
「悔いはありません!」
一方、試合後にマイクを握った矢田は「前に出たかったが(松永選手は)出させない上手さがあった。今までで一番強い相手だった」と拳を交えた松永の強さを称えた。
続けて「試合を組んでくれた本石昌也会長、そして松永選手、石井一太郎会長本当にありがとうございました。これでボクシング人生は終わりです。悔いはありません。ボクシング最高!」と最後の挨拶をしてリングを降りた。観客は、激闘を繰り広げた"浪速のターミネーター"に大きな拍手を送った。
続けて「試合を組んでくれた本石昌也会長、そして松永選手、石井一太郎会長本当にありがとうございました。これでボクシング人生は終わりです。悔いはありません。ボクシング最高!」と最後の挨拶をしてリングを降りた。観客は、激闘を繰り広げた"浪速のターミネーター"に大きな拍手を送った。