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ウェルター級アジア2冠タイトルマッチの前日計量が23日、横浜市内のホテルで行われ、OPBF東洋太平洋とWBOアジアパシフィックの2冠王者の佐々木尽(23=八王子中屋)と元日本同級王者の坂井祥紀(34=横浜光)が気合を入れた。
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佐々木尽(23=八王子中屋)66.6kg
リミットぴったりの66.6kgで計量をクリアした佐々木は「勝たないと自分の未来がない。しっかり倒して勝って、世界にアピールしますよ!」と目を輝かせると、「坂井さんは、”泥臭くても判定でも勝ちたい”って言ってましたけど、それではダメだと思うんですよ。面白い試合をして盛り上げないと。判定だとお客さんにとっては負けたことになるんで、倒して勝つことしか考えてません」と一気にまくし立てた。その上で「明日は試合に勝って、リング上から、英語でブライアン・ノーマンJr(米国)とか4人のチャンピオンたちにアピールします」と笑顔を見せた。
自身の成長に関して、「ラスベガスに(練習に)行って、ディフェンスが良くなりました」と記者の質問に即答した。
坂井祥紀(横浜光)66.3kg
一方、王座奪還を狙う坂井は、300gアンダーの66.3kgでクリア。計量後、取材に応じた坂井は、「やるべきことはしてきた。泥臭くてもいいので、勝ちを奪いに行く。死闘になるのは覚悟している。明日は覚悟を見せる」と静かに語った。多くは話さなかったが、内に秘めた闘志を感じさせた。
日本人初の世界ウェルター級王者を目指す!
今年は世界挑戦に照準を絞って、世界ランカーとの対戦やウェルター級のトップ選手たちがしのぎを削るアメリカ本土進出も視野に入れて、活動範囲を広げたい佐々木にとって、メキシコ帰りの独特な動きで実力を発揮してきた坂井との対戦は、今後のプランを遂行するための試金石となる。
ここを勝って復活する!
一方、自身の実力を証明するのに絶好のチャンスだった、豊嶋亮太(帝拳)戦と小原佳太(三迫→引退)戦を落としてしまったことで、遠回りを余儀なくされた坂井にとっては、ラッキーな3度目のチャンスマッチ。世界を目指す佐々木の壁となれるかー。
新旧ウェルター級王者対決!
KO率が高く、倒すボクシングでファンを魅了してきた若武者と、プロ46戦中KO負けは一度も無く、技巧派ボクシングでファンの支持を集めてきたメキシコからの逆輸入ベテランボクサーの対決は、こう書くと野暮だが、どちらも負けられない大一番!