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第40回チャンピオンカーニバルの表彰式が1日に後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」のセミファイナル前に行われ、最優秀選手賞(MVP)を受賞した日本ウェルター級王者の永野祐樹(帝拳)をはじめ、技能賞の日本ライト級王者の吉野修一郎(三迫)、 敢闘賞の日本バンタム級王者の齊藤裕太(花形)、殊勲賞の日本ミニマム級王者の田中教仁(三迫)に賞状と副賞、金一封(MVP30万円、ほか10万円)が贈られた。平成ラストイヤーの1月から4月にかけて王座奪取、防衛に成功した王者たちは、表彰後にマイクを持ち、受賞の喜びと新時代での活躍を誓った。
田中は2度目の挑戦で王座奪取
約8年ぶり、2度目の日本王座挑戦でミニマム級王者の小野心(ワタナベ)から2度のダウンを奪い8回TKO勝ちで初戴冠。デビューから14年目で花開いた苦労人の田中は「まさかこうして栄誉ある賞をもらえるとは思っていなかった。これも三迫ジムに移籍し、チャンスをもらえたおかげ。今月13日に初防衛戦を行いますが、きっちりと勝ちます」と決意した。
齋藤は花形会長と受賞を喜んだ
続いて暫定王者の木村隼人(ワタナベ)とのバンタム級王座統一戦で、5回TKO勝ちで初防衛に成功した齊藤は、日本プロボクシング協会の新協会長となった花形進会長より賞状を贈られ笑顔がこぼれた。「憧れのチャンピオンカーニバルで賞をもらえ光栄です。7月27日に指名挑戦者の鈴木悠介選手(三迫)と2度目の防衛戦を予定していますが、倒して勝てるよう練習に励みます」。
ステップアップを誓った吉野
技能賞は指名挑戦者のアクセル住吉(関門JAPAN)戦で抜群の安定感を発揮し、7回TKO勝ちでV4防衛に成功したライト級王者の吉野。同門の田中との受賞を喜ぶと、「2度目のチャンカンでようやく賞を獲れて嬉しい。次戦はまだ決まっていませんが、しっかり上を目指していけるよう頑張ります」と飛躍を誓った。
永野は狙っていたMVPをゲット!
最後にウェルター級王者の矢田良太(グリーンツダ)に敵地で挑み、ダウン応酬の末、7回TKO勝ちで王座を奪取した永野は「MVPを狙っていたので嬉しい」と笑顔で挨拶。今後さらなる成長が期待されるだけに、「僕のレベルはまだ低いので、練習を重ねて力をつけていきたい」と気を引き締めるのも忘れず、次戦は未定ながら「また盛り上がる試合をして、次もこのような賞をもらえるように頑張ります」と抱負を語った。