[公開練習]2025.7.7
健文トーレスがキルギスで勝負の一戦!
WBA(世界ボクシング協会)スーパーフライ級9位の健文トーレス(37=TMK)が7日、大阪市内のTMK GYMで公開練習に臨んだ。
7月20日(日)、キルギス共和国ビシュケク・アリーナで開催される「3150×LUSHBOMU vol.7」のメインイベントで、WBA世界同級暫定王者のデビッド・ヒメネス(33=コスタリカ)との挑戦者決定戦に臨む健文は、自信たっぷりに前半KO決着を約束した。
試合の模様は、ABEMAで無料ライブ配信される。
決戦まで残り2週間を切った健文は、「コンディションは、言うまでもなく良い。スーパーフライ級まで落とすのは簡単だが、当日ベストパフォーマンスを出せるかが重要。怪我もなくここまで良いトレーニングができている」と、初めてのスーパーフライ級での試合にも問題なしを強調し、順調な調整ぶりを伝えた。
拳を交えるヒメネスは、昨年4月にジョン・ラミレス(29=米)との暫定王座決定戦を制し、今年3月に初防衛に成功している。
ヒメネスの印象を聞かれた健文は、「タフで荒くて(ボクシングが)下手くそで、ガンガン前に出てくる。でも、それは弱みではなく、彼の強み」と警戒。その上で、「日を追うごとに勝利への確信が高まっている」と自信を示した。
明日から名古屋で3日間にわたり、IBF(国際ボクシング連盟)フライ級王者の矢吹正道(32=LUSH緑)とのスパーリングで最終調整に入る。矢吹が今年3月の世界戦前にスパーリングで健文と手を合わせたことがキッカケで、矢吹の方から「いつでも協力しますよ」と連絡があったという。
健文は「最後のスパーリングで、世界チャンピオンとできるのはありがたい」と強力援軍に感謝した。
会見後には、同じ日に興行に出場する花田颯(22=KWORLD3)との3ラウンドのスパーリングを披露。
ガードを固めながらプレスをかける花田に対し、健文は集中力を高めてボディワークで合わすと、左を軸に丁寧に組み立てた。その後、ギアを上げた健文がハンドスピードを活かしたワンツーで攻めると、花田も強気に真っ向から応戦。火が出るような打ち合いを見せた。
健文は、2023年6月に約6年半ぶりにカムバックすると、昨年は世界ランキング1位を立て続けに撃破し、ここまで一気にのし上がってきた。
健文は「テーマは技術と直感力。誰もできない第六感のボクシングを見せる。チームと取り組んできた作戦がハマれば、前半で倒せる。勝ちたいじゃなく、絶対に勝つ」と気持ちを高めた。
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