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元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級、日本フライ級王者で2度の世界挑戦を経験した現IBF(国際ボクシング連盟)フライ級12位の粉川拓也(33)が、7日付けで東京・大塚の角海老宝石ジムに移籍した。墨田区出身の粉川は05年に宮田ジムでデビューし、ここまで35戦29勝(13KO)5敗1分の戦績を収めている。
環境を変え3度目の世界挑戦を目指す!
デビュー当時から活躍していた同門の世界王者、内藤大助氏に続く逸材として期待され、10年にOPBF王座獲得。そして翌年7月にタイでポンサクレック・ウォンジョンカムが持つWBC世界フライ級王座への挑戦をはたすが、大差判定負けを喫し敵地での奪取はならず。その後、再起戦で空位の日本王座に就き、3度防衛後の14年3月に再びタイに乗り込み、今度はヨドモンコン・ボー・サエンテップが保持するWBA暫定王座に挑んだが、これも僅差判定で涙を飲んだ。
昨年6月の黒田戦
再起後、15年に再び日本王座を獲得した粉川は、3度目の世界挑戦を目指し防衛を重ねたが、昨年6月に暫定王者の黒田雅之(川崎新田)との王座統一戦で敗れ、3度防衛した王座から陥落。同年12月に再起をはたすも、7月の試合では角海老宝石所属の阪下優友にダウンを奪われるなど、追い込まれながら辛くも引き分け。この試合で阪下の株は上がり、逆に全盛期の動きからほど遠かった粉川は評価を下げる結果となった。
粉川は二児の父でもある
角海老宝石ジムは、現日本スーパーライト級王者の細川バレンタイン(37)、現トレーナーの田部井要氏(33)といったかつてのチームメイトが多数在籍。刺激し合える仲間とともに、復帰を決断した粉川に期待したい。