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元WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級王者の山中慎介氏がアンバサダーを務める「DANGAN225 GODS LEFTバンタム級トーナメント予選」が23日に後楽園ホールで行われた。山中氏は、「若くてギラギラした良い選手が集まったなと思う。組み合わせ抽選会を見たらバチバチした雰囲気を感じた。お客さんが望むのはKO決着。インパクトのある勝ち方を目指してほしい」と精鋭たちに期待を込めた。
セミファイナルでは日本同級9位の山下賢哉(22=JBsports)と日本スーパーバンタム級14位の相川学己(25=三迫)が激突した。
セミファイナルでは日本同級9位の山下賢哉(22=JBsports)と日本スーパーバンタム級14位の相川学己(25=三迫)が激突した。
山下がKO勝利
初回から相川がジャブを突き、相手が入ってくるところにパンチを合わせた。2回、山下はギアを上げて右をヒットすると、ロープ際で左フックを炸裂させダウンを先取。立ち上がった相川だったが、足元が定まらず10カウントが数え上げられた。
次もひたすら殴り続ける
控室に戻ってきた山下は、「カウンターを狙っていると思い少し警戒したが、6ラウンド内で捕まえられると思った。練習でやってきた動きが自然と出た。逃げ回る相手に前半で仕留めたかったので良かった」と笑みを浮かべた。
次戦で拳を交える堤聖也(ワタナベ)とリング上で舌戦を繰り広げた山下は、「次ももちろん(KOを)狙います」と拳を握った。
次戦で拳を交える堤聖也(ワタナベ)とリング上で舌戦を繰り広げた山下は、「次ももちろん(KOを)狙います」と拳を握った。
初回は良いペースで進められたが…
一方、キャンバスに沈んだ相川は、「思っていた以上にやりやすかったが、距離が近づいたところで左を突かれた。そこはさすがだと思った。やはりパンチが強かったです」と肩を落とした。
左:中嶋が初回KO
もうひとつの予選6回戦では、日本同級14位の中嶋一輝(26=大橋)と日本同級15位の渡辺健一(32=ドリーム)が対戦。サウスポー中嶋が上下にコンビネーションを決めると、渡辺の返しのパンチをバックステップで回避。右フックで膝を揺らすと連打から左をねじ込みフィニッシュした。
絶対に優勝します
豪快なKOで初戦を飾った中嶋は、「KOは狙っていなかったが、右フックには手応えを感じた。今日は力まずコンビネーションが出せたと思う。伸び伸びと試合ができた」と淡々と語ったが笑顔は少なめ。理由を聞くと、「もっと有名になってから喜びたい」と目標は先にあると語った。